出版社内容情報
民主主義社会において全体システムの効率性と公正性を両立させるためにはいかなる原理原則により現実問題を解決していくべきか。幅広い教養と分析力を示す評論集。
内容説明
日本の混迷を切り開く基本視座を提起!不公正と非効率を生む民主主義のパラドックス、市場の不備、モラルの欠如―政治・経済の再生のためにいま何が必要か。本書は、過去一五年ほどの間に著者が総合雑誌・新聞・経済誌等に書いた文書を編んだものである。
目次
第1部 理論と政策の「ゆるい」関係(経済学者は合意できるか;エコノミストと経済政策;政府の役割とその変遷 ほか)
第2部 リベラル・デモクラシーをめぐって(奴隷・ソフィスト・民主主義;裸にされる「人間と国家」;宗教と民主主義 ほか)
第3部 日本の課題(高度成長の「置き土産」;日本の20世紀を振り返る―巨人との格闘;「日本社会論」からの脱却 ほか)
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