出版社内容情報
資本主義文明は、その驚くべき発展ゆえに内部に敵対的雰囲気を生み出し、他の体制に席を譲らざるをえない、という逆説。碩学シュムペーターの遺した壮大な文明論的展望。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
6
3年前に地元高校が統廃合されたときに、除籍された本をいただいてきたので、それをここで紐解く。「資本主義は生き延びることができるか。否、できるとは思わない」（109ページ）と断言する。評者も本著が書かれた1942年という時代背景からしても、先見の明があったと思う。グローバル化の次は、格差の余りある社会問題となっている以上、資本だけが幅を利かす世の中では、今のアメリカの若者も怒っていることからも理解されよう。「創造的破壊」の過程こそ資本主義についての本質的事実（146ページ）とのことなので、公正な競争も必須。2012/11/04
Z
1
思ったほどおもしろくなかった。曖昧な社会学って感じ。労働者は短期的な視点をとるため、資本主義の擁護者は、長期的なしてにたつという指摘は、長期ってどのくらい？と疑問がある。ただ、良質なナショナリズムみたいに、個と全体みたいな視点を出してこないのはおもしろいかなぁ。まあまだ三文の１。残り読んでみよう。2014/09/16
WK
0
ゼミでやる本。 読み直さねば。 非常に高度です。 正直全然ついていけてない。2014/10/09
