出版社内容情報
ミクロ的基礎付け、最適化、動学など現在の経済学研究に沿ったアプローチで説明する、国際マクロ経済学の最もスタンダードなテキスト。
本書の特徴は以下の通り。
★合理的期待に基づくミクロ的基礎付けをもったマクロ経済学モデル
★名目賃金の下方硬直性を含む小国開放のニューケインジアンモデルまで網羅
★経常収支の反転である「突然の停止」や、「過剰債務」問題への対処として、資本規制やマクロプルーデンス政策を解説
★二国の大国モデルや実質為替レートの決定など、長期的に重要なトピックも分析
★2期間かつ完全予見という単純化にもとづいた経済モデルをベースに、無限期間経済への展開や、初歩的な数値的シミュレーションなど、大学院博士課程レベルへの橋渡しも
内容説明
ミクロ的基礎付け、最適化、動学的一般均衡…現在の経済学研究に沿ったアプローチで説明する、新たなスタンダード・テキスト。
目次
対外不均衡
第1部 経常収支の決定(経常収支の持続可能性;経常収支の異時点間理論 ほか)
第2部 実質為替レート(実質為替レートと購買力平価;実質為替レートの決定要因)
第3部 国際的な資本の移動性(国際資本市場の統合;資本規制)
第4部 金融政策と為替レート(名目硬直性、為替レート政策、および失業;通貨ペッグの管理;インフレ・ファイナンスと国際収支危機)
著者等紹介
シュミット=グローエ,ステファニー[シュミットグローエ,ステファニー] [Schmitt‐Groh´e,Stephanie]
コロンビア大学教授。シカゴ大学にて博士取得。全米経済研究所(NBER)リサーチ・アソシエイト、およびCEPRリサーチ・アフィリエイトを務める。コロンビア大学に着任する以前は、デューク大学、ラトガース大学、連邦準備制度理事会に勤務。マクロ経済学と金融の分野で顕著な貢献をした40歳未満のヨーロッパの経済学者に毎年贈られるベルナーサー賞を受賞。シュミット=グローエの研究は、最適なマクロプルーデンス政策を含む金融・財政政策の設計、国内および国家横断的なマクロ経済ショックの発生源と伝播の理解に重点を置いている
ウリベ,マーティン[ウリベ,マーティン] [Uribe,Mart´in]
コロンビア大学ロバート・A・マンデル教授。シカゴ大学にて博士取得。全米経済研究所(NBER)リサーチ・アソシエイト、Journal of International Economics編集長を務める。コロンビア大学に着任する以前は、デューク大学とペンシルバニア大学で教鞭をとり、連邦準備制度理事会国際金融部でスタッフ・エコノミストを務める。国際経済学、金融経済学、財政学の分野で多数の貢献があり、主な研究テーマは、国内および国家横断的なマクロ経済ショックの発生源と伝播の理解、および金融、財政、為替レートに基づく安定化政策の設計。フィラデルフィア連邦準備銀行、欧州中央銀行、ゲーテ大学、ボン大学、プリンストン大学で客員研究員を務め、世界銀行やダラス連邦準備銀行のコンサルタントも務める
ウッドフォード,マイケル[ウッドフォード,マイケル] [Woodford,Michael]
2004年よりコロンビア大学ジョン・ベイツ・クラーク教授。シカゴ大学にて博士取得。コロンビア大学ザッカーマン心・脳・行動研究所のアフィリエイトメンバーでもある。コロンビア大学准教授、シカゴ大学准教授を経て、1989年にシカゴ大学経済学部終身教授、1995年にプリンストン大学経済学部教授に就任。マッカーサー・フェロー(1981~86年)、グッゲンハイム・フェロー(1998~99年)、米国芸術科学アカデミー・フェロー(2004年選出)、2007年にドイツ銀行賞、(金融経済学部門)、2018年にフランス銀行/トゥールーズ経済大学院賞(金融経済学部門)を受賞
〓野正樹[ハマノマサシゲ]
早稲田大学政治経済学術院教授。慶應義塾大学経済学部卒業。パリ第一大学パンテオン・ソルボンヌ校にて国際経済学修士号、レンヌ第一大学にて経済学博士号取得。上智大学助教、同准教授、早稲田大学准教授を歴任。ルクセンブルク大学外部研究フェロー。早稲田大学リサーチアワード、日本国際経済学会小田賞受賞。Macroeconomic Dynamicsのアソシエイトエディターを務める。専門は、国際マクロ経済学、金融政策、国際経済学など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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