続・善と悪の経済学資本主義の精神分析

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続・善と悪の経済学資本主義の精神分析

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  • サイズ B6判/ページ数 448p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492315064
  • NDC分類 331
  • Cコード C3033

出版社内容情報

話題書『善と悪の経済学』の衝撃ふたたび! チェコの鬼才経済学者セドラチェクが、古代の神話から資本主義の未来を語る。NHKの好評番組「欲望の資本主義」で話題となった、チェコの経済学者、トーマス・セドラチェク氏の書籍第2弾!
前著「善と悪の経済学」は、朝日新聞、日経新聞でも大きく紹介され話題に!

今回の著作では、フロイトやユングの心理分析を活用して、経済の精神的病と、その「心の処方箋」を明らかにする。

現代の経済システムに、精神病質と診断されるような問題はあるのか?
あるとすれば、それはどんなものなのか?
経済学は社会の病をどの程度明らかにできるのか?
経済学が役に立つ病はあるのか? あるいは逆に害になる病とはなにか?

二人の偉大な学者、フロイトとユングはともに、神話を重視していた。
多様な彩りのある、矛盾に満ちた神話のなかに、資本主義のあるべき姿を求め、
私たちを豊かにしてくれる資本主義の未来を探る。

序章 フロイトのソファに経済学をのせる

第1部:成長の誕生――経済学のもうひとつの文化史

第1章 リリス――願望の統合失調症
第2章 天からの墜落――経済的症候群の誕生
第3章 アキレウスの怒り――攻撃から競争へ

第2部――豊かさの対価――経済学の精神的欠陥

第1章 アポロンとマルシュアス――サディズム、ナルシシズム、そして経済エリートたち
第2章 パーンの叫び――不安という市場
第3章 カサンドラの呪い――経済学の予言者について
第4章 アフロディーテの帯――ナルシシズム、暗示、そして消費の幻想
第5章 市場のスケープゴート――投影、抑圧、そしてその犠牲者
第6章 満たされないエリュシクトン――消費、成長、そして世界の消耗について
第7章 黄金のロバ――金銭という物神と欲望のメカニズムについて
第8章 ポリュクラテスと快楽主義的なマゾヒズム――楽しめ、しかし、楽しみすぎるな
第9章 ギャンブラーと万物理論――論理とその結果に対する依存
第10章 売春宿経済学――ハイスピード経済、売春、そして取引の終わり
第11章 モンテ・クリスタッロの羊飼い――一風変わったまとめ


トーマス・セドラチェク[トーマス セドラチェク]
著・文・その他

オリヴァー・タンツァー[オリヴァー タンツァー]
著・文・その他

森内 薫[モリウチ カオル]
翻訳

長谷川 早苗[ハセガワ サナエ]
翻訳

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

110
前作ではさまざまな古典例えば「ギルガメシュ神話」「蜂の寓話」などとの絡みで経済を分析されていましたが、今回はその資本主義を動かす人々についての分析です。行動経済学をさらに個人の心理学的な行動について分析しているような感じです。題名に比して内容が結構面白い視点からのまじめな本という気がします。2019/05/14

のんぴ

13
ヒトの欲動は自分では気づいていなくても根本は、カネ、支配なので、経済と離れがたく、精神病と類似性がある。自分の資本を用いて利益を最大化する合理的な経済人モデルを推奨され、お腹いっぱいな人にもっと食べるように誘惑し、多すぎる富にいつか罰が下るのではないかとおびえ、躁鬱状態を繰り返す。躁状態には安定剤が有用。限りない成長ではなく中庸を目指すべき。2018/09/24

kanaoka 57

10
経済事象は、ヒトと環境が生み出すの社会現象であり、複雑系である。合理的経済人モデルは、モノとサービスの不足、基本的欲求が不足する時代において、社会発展を進めるための有用なモデルであったが、豊かさが実現された今、そこで構築された思考・価値観、これらと結びついたヒト特有の精神構造の変遷と固着化、社会システムにより、現在社会の疲弊、将来の社会・環境の破綻懸念が生じている。継続可能な社会、経済モデルの構築には、社会制度だけでなく、ヒトの精神構造を直視すること(汝自身を知れ!)が必要となる。2018/06/12

GASHOW

7
資本主義を精神分析するというなかなかそそるタイトルでした。金儲けを日本では拝金とよぶが、キリスト教やイスラム教でも卑しい行為だった。世界が平和となり社会主義と資本主義の争いに勝利した資本主義社会はひずみがある。印象のあるのはテレビゲームが普及してそれに影響された子供たちが乱暴になるということ。市場があればそこでお金儲けをするのだが、それを利用者子供たちへの悪影響は起こるまでわからないし、起こったところでそれを生業にしている人はやめない。アメリカで銃が売られ続けるのもそうだよね。2018/11/26

ドクターK(仮)

5
前作では神話や宗教に関する知見を援用し経済を分析していた著者であるが、今作ではそれに加えて、精神分析の観点から経済を診断する。サディズムや躁うつといった個人的な心理状態を、資本主義のシステムの中に見出す手際は鮮やかとしか言い様がない。著者は経済学者というよりも、「経済」あるいは「資本主義」という(末期の?)患者を診察する精神科医のようである。2018/11/24

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