宇沢弘文傑作論文全ファイル―1928‐2014

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宇沢弘文傑作論文全ファイル―1928‐2014

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  • サイズ A5判/ページ数 420p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784492314869
  • NDC分類 330.4
  • Cコード C3033

出版社内容情報

多様な社会問題に自ら取り組んだ哲人経済学者宇沢の思想を伝える傑作論文集。愛弟子J・スティグリッツ教授による追悼講演も収録。宇沢弘文教授は「人間のための経済学」を追求して経済合理主義と闘い、数々の社会問題に自ら取り組みました。
人間的な意味で豊かな社会を構築することをめざしたその思想は、今日いっそう輝きを増しているといえるでしょう。
本書は宇沢教授の手元にあった、膨大なオリジナル原稿を基に構成し、その深遠な思想を伝える傑作論文集です。
ノーベル経済学賞を受賞したジョセフ・E・スティグリッツ教授(コロンビア大学)は、実は宇沢教授のシカゴ大学時代の愛弟子です。
スティグリッツ教授は、2016年に開かれた宇沢教授メモリアル・シンポジウムで講演し、心温まるエピソードを披露しました。その講演の全文も掲載しています。

(巻頭)「宇沢先生が生涯をかけて教えてくれたこと――人間と地球のために経済学者は何をすべきか」 コロンビア大学教授ジョセフ・E・スティグリッツ 
第?部 社会的共通資本への軌跡
第?部 『自動車の社会的費用』を著す
第?部 近代経済学の限界と社会的共通資本
第?部 環境と社会的共通資本
第?部 医療と社会的共通資本
第?部 教育と社会的共通資本
第?部 農村とコモンズ
第?部 未来への提案、これからの経済学 (全34章)
本書の原稿の掲載先一覧
本書の刊行に当たって 宇沢浩子


宇沢 弘文[ウザワ ヒロフミ]
宇沢 弘文(ウザワ ヒロフミ)
1928?2014年。東京大学理学部数学科卒業、同大学院に進み、特別研究生。1956年スタンフォード大学に移り、同大学経済学部助教授、カリフォルニア大学助教授を経て、シカゴ大学教授。1969年東京大学経済学部教授。その後、新潟大学教授、中央大学教授、2003?2009年同志社大学社会的共通資本研究センター長等を歴任。1997年文化勲章受章。
専門は数理経済学。著書『自動車の社会的費用』(岩波新書、1974年)が当時のクルマ社会に衝撃を与えるなど、現実の経済問題にも精力的に取り組み、水俣病や成田空港問題の解決に力を尽くした。都市、医療、教育、地球温暖化問題などに関しても多くの知見を残した。
『近代経済学の再検討』『近代経済学の転換』『「豊かな社会」の貧しさ』『「成田」とは何か』『日本の教育を考える』『社会的共通資本』『ヴェブレン』『好きになる数学入門』シリーズ(いずれも岩波書店)、『経済学は人びとを幸福にできるか』(東洋経済新報社)など、専門書から一般書まで多数の著書がある。

内容説明

経済・社会のあらゆる問題に取り組んだ哲人経済学者が、生涯をかけて伝えたかったこと。ノーベル経済学賞受賞者J・E・スティグリッツ教授と恩師・宇沢教授との交流が明かされる追悼講演も収録。

目次

第1部 社会的共通資本への軌跡
第2部 『自動車の社会的費用』を著す
第3部 近代経済学の限界と社会的共通資本
第4部 環境と社会的共通資本
第5部 医療と社会的共通資本
第6部 教育と社会的共通資本
第7部 農村とコモンズ
第8部 未来への提案、これからの経済学

著者等紹介

宇沢弘文[ウザワヒロフミ]
1928‐2014年。東京大学理学部数学科卒業、同大学院に進み、特別研究生。1956年スタンフォード大学に移り、同大学経済学部助教授、カリフォルニア大学助教授を経て、シカゴ大学教授。1969年東京大学経済学部教授。その後、新潟大学教授、中央大学教授、2003‐2009年同志社大学社会的共通資本研究センター長等を歴任。1997年文化勲章受章。専門は数理経済学。著書『自動車の社会的費用』(岩波新書、1974年)が当時のクルマ社会に衝撃を与えるなど、現実の経済問題にも精力的に取り組み、水俣病や成田空港問題の解決に力を尽くした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

105
宇沢先生の著作は岩波新書やその他の著作集で結構読んできましたが、ここにはそのエッセンスとなる論文集が収められています。ご自分のパソコンにあった2000の文章から34編の論文を選んで収めています。最初には親交のあったスティグリッツ教授の追悼講演も収められています。宇沢先生の想いをうまくまとめられていて幾度も読みかえすことになりそうです。2020/01/11

Francis

17
ノーベル経済学賞間違いなしと言われたこともある日本の優れた経済学者宇沢弘文先生の主要論文集。序文が宇沢先生に教えを受けた米国の優れた経済学者ジョセフ・スティグリッツ教授。自動車の社会的費用、地球温暖化問題、日本の教育制度の問題、コモンズや農業問題・・・など宇沢先生が全力を挙げて取り組んだ経済学の諸問題の論文を読むことが出来る。宇沢先生の視点が時代の先を読んでいたことが良く理解できる。残念ながら先生の志を継ぐ者は日本では育たず、米国のスティグリッツ教授らだったのが残念。2022/08/27

Hiroki Nishizumi

4
素晴らしいの一言。無論宇沢弘文記述の内容も素晴らしいが、これを読んだら宇沢弘文のファンになってしまうだろうという論文構成の秀逸さに更に驚く。何度でも読み返したくなる珠玉の一冊だ。2017/03/14

Masai

2
社会的共有資本に関する概念に賛同したい。少し拡大解釈かもしれないですが、空気や道路など、社会的共有資本の利用に関する取り決めは、ミルトンフリードマン以降市場原理主義の展開に従い、資本主義が発展してきたが、どうやらブレーキがかかっている。資本主義の次のドグマに先例が見られるか確認したい気持ちですね2017/01/11

三原城の守り人

0
A2020/10/14

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