幼児教育の経済学

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幼児教育の経済学

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  • サイズ B6判/ページ数 127p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492314630
  • NDC分類 376.1
  • Cコード C3033

出版社内容情報

40歳まで行った追跡調査で、幼少期の教育がその後の人生を左右することを解き明かす。ノーベル賞経済学者による格差と教育論。

やる気・忍耐力・協調性――幼少期に身につけた力が、人生を変える!

なぜ幼少期に積極的に教育すべきなのか?
幼少期に適切な働きかけがないと、どうなるのか?
早い時期からの教育で、人生がどう変わるのか?

ノーベル賞学者が40年にわたって追跡調査
脳科学との融合でたどりついた衝撃の真実!

●5歳までの教育は、学力だけでなく健康にも影響する
●6歳時点の親の所得で学力に差がついている
●ふれあいが足りないと子の脳は萎縮する

子供の人生を豊かにし、効率性と公平性を同時に達成できる教育を、経済学の世界的権威が徹底的に議論する。


「就学前教育の効果が非常に高いことを実証的に明らかにしている。子供の貧困が問題となっている日本でも必読の一冊」解説 大竹文雄

【パート1】子供たちに公平なチャンスを与える
 ジェームズ・J・ヘックマン

【パート2】各分野の専門家によるコメント

職業訓練プログラムも成果を発揮する
 カリフォルニア大学ロサンゼルス校大学院教育・情報学部教授 マイク・ローズ

幼少期の教育は母親の人生も改善する
 ジョージタウン大学法律センター法学および哲学教授 ロビン・ウェスト

幼少期の教育的介入に否定的な報告もある
 アメリカンエンタープライズ研究所W・H・ブレイディ研究員 チャールズ・マレー

思春期の子供への介入も重要だ
 スタンフォード大学心理学教授 キャロル・S・ドウェック

質の違いよりすべての子がプログラムを受けられることが大事
 ハーヴァード大学教育学部大学院教育学および経済学准教授 デヴィッド・デミング

ペリー就学前プロジェクトの成果は比較的小さい
 ケイトー研究所教育的自由センター副所長 ニール・マクラスキー

学業成績や収入は大事だが、人生のすべてではない
 ペンシルヴェニア大学社会学教授 アネット・ラロー

良いプログラムは何が違うのかを研究し続ける必要がある
 ワシントンDCのチャータースクール教師 ルラック・アルマゴール

恵まれない人々の文化的価値観に配慮した介入を
 オックスフォード大学ベリオールカレッジ政治学講師 アダム・スウィフト
 ウィスコンシン大学マディソン校哲学教授 ハリー・ブリグハウス

就学前の親への教育と「考え方を変えること」が子供たちを救う
 ハーレム・チルドレンズ・ゾーンの創設者、代表者 ジェフリー・カナダ

【パート3】ライフサイクルを支援する
 ジェームズ・J・ヘックマン

【解説】就学前教育の重要性と日本における本書の意義
 大竹文雄(大阪大学副学長、大阪大学社会経済研究所教授)

【著者紹介】
ジェームズ・J・ヘックマン
シカゴ大学ヘンリー・シュルツ特別待遇経済学教授
1965年コロラド大学卒業、1971年プリンストン大学でPh.D.(経済学)取得。1973年よりシカゴ大学にて教鞭を執る。1983年ジョン・ベイツ・クラーク賞受賞。2000年ノーベル経済学賞受賞。専門は労働経済学。

内容説明

なぜ幼少期に積極的に教育すべきなのか?幼少期に適切な働きかけがないと、どうなるのか?早い時期からの教育で、人生がどう変わるのか?子供の人生を豊かにし、効率性と公平性を同時に達成できる教育を、経済学の世界的権威が徹底的に議論する。

目次

1 子供たちに公平なチャンスを与える(両極化;認知力を超えるもの;幼少期の重要性 ほか)
2 各分野の専門家によるコメント(職業訓練プログラムも成果を発揮する―カリフォルニア大学ロサンゼルス校大学院教育・情報学部教授 マイク・ローズ;幼少期の教育は母親の人生も改善する―ジョージタウン大学法律センター法学および哲学教授 ロビン・ウェスト;幼少期の教育的介入に否定的な報告もある―アメリカンエンタープライズ研究所W・H・ブレイディ研究員 チャールズ・マレー ほか)
3 ライフサイクルを支援する

著者等紹介

ヘックマン,ジェームズ・J.[ヘックマン,ジェームズJ.] [Heckman,James J.]
シカゴ大学ヘンリー・シュルツ特別待遇経済学教授。1965年コロラド大学卒業、1971年プリンストン大学でPh.D.(経済学)取得。1973年よりシカゴ大学にて教鞭を執る。1983年ジョン・ベイツ・クラーク賞受賞。2000年ノーベル経済学賞受賞。専門は労働経済学

大竹文雄[オオタケフミオ]
大阪大学理事・副学長、大阪大学特別教授、大阪大学社会経済研究所教授。1961年京都府生まれ。1983年京都大学経済学部卒業、1985年大阪大学大学院経済学研究科博士前期課程修了。1985年大阪大学経済学部助手などを経て、2001年より同社会経済研究所教授。2013年より理事・副学長。博士(経済学)。専門は労働経済学、行動経済学。2005年日経・経済図書文化賞、2005年サントリー学芸賞、2006年毎日新聞社・エコノミスト賞(『日本の不平等』日本経済新聞社、2005年)受賞。2006年日本経済学会・石川賞、2008年日本学士院賞受賞

古草秀子[フルクサヒデコ]
翻訳家。青山学院大学文学部英米文学科卒業。ロンドン大学アジア・アフリカ研究院を経て、ロンドン大学経済学院大学院で国際政治学を専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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えちぜんや よーた

101
「ちびっこにおカネをかけたら将来いろいろと良いことがあるよ!」。その通りなんだけど、どこからどうやって原資を引っ張ってくるかが問題。年金、医療、介護給付が中心となっている社会保障のどこに子どもようの給付を割り込ませるか?扶養者の養育費用(賃金)はどうやって増やすか?稼げなくなった産業から稼げる産業への転換は?新しい産業に対応する労働者の職業訓練費用は?議論を深めていくとページ数が1,000ページを超えると思いますw2015/09/04

ヒデミン@もも

40
古市憲寿さんのお勧め。装丁が可愛い。帯にあるような【衝撃の真実❢】は何かはわからなかったが、ヘックマン教授の幼児の教育がいかに経済に影響を与えるかという考えに対しての十人の専門家のコメント。古草秀子さんの訳が良いのか非常に個性が出ていてわかりやすかった。原文はどうかはわからないけれど。わかったのはアメリカの格差は日本よりはるかに酷い。その根源はやはり黒人差別によるものが大きい。人生で成功するかどうかは、認知スキルだけで決まらない。そして成功が人生において一番ではないが、その機会は平等に与えられるべき。2016/07/23

壱萬弐仟縁

33
2013年初出。アメリカではスキルの問題が増大。社会的分極化を生み、機会や成果の不平等を大きくする。不平等の拡大や生産性の伸び悩みの主因:幼少期の不利な状況を救済する戦略は単独で効果を生まない。持つ者と持たざる者とのあいだの、認知スキル及び非認知スキルの格差は、幼いころに発生し、環境で育つ子供が増えつつある(40-41頁)。大切なのは、支配的な文化が重要視する特質の多くは実際に重要。読み書き、数学、欲求を抑える能力、健康への配慮は重要で、役に立つ。貧困のさ中では発達を妨げる傾向(93頁)。 2015/11/13

AYUKO☆

27
就学前の幼児期の教育の重要性について書かれている。淡々と客観的に分析した結果を論文のように書いているので、苦手な人もいるかもしれないがとても興味深かった。成人に対して職業訓練をするより幼児教育に力をいれた方が国の財源の視点から考えてコストパフォーマンスがいいと。つまり、幼児教育を受けた人々は、成人後に所得が向上するため生活保護受給率が低下し健康にも気を使うので社会保障の費用もおさえられる。アメリカを対象にした研究結果の後、最後に日本の視点での考察もある。→2019/12/12

Nobu A

24
15年初版。確か先日読了の山口慎太郎著書「家族の幸せの経済学」での言及本だったような。乱読及び積読本増加でうろ覚え。あらゆる分野で格差が広がる現代社会。正直ありきたりの仮説と容易に予期出来る結果。縦断研究をすれば必ずサンプル数が疑問視される。ただ、ノーベル経済学受賞者の著者に対する各分野の専門家の評価が挿入されている構成は評価。この手は量的だけでなく質的研究も必要。例えば、認知・非認知スキルを伸ばす取り組みに幼児が心的葛藤がなかったか等。躾を含む教育は無数にある方法や教育者との相性もある。流し読み読了。2022/10/23

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