内容説明
現実と理論を結びつけて廃棄物問題とリサイクルの仕組みを鮮やかに描いた環境経済学のロングセラー、12年ぶりの改訂版。学生・研究者からビジネスパーソン、実務家までの幅広いニーズに応えるスタンダードなテキスト。
目次
第1章 グッズの世界、バッズの世界
第2章 動脈産業と静脈産業
第3章 バッズとゼロエミッション
第4章 安定した市場リサイクルの条件
第5章 逆選択とパートナーシップ
第6章 PPP(汚染者支払い原則)と費用負担
第7章 環境保全のトレードオフ
第8章 バッズのマクロ経済学
第9章 環境制約と経済成長
第10章 バッズの管理システム
著者等紹介
細田衛士[ホソダエイジ]
慶應義塾大学経済学部教授。1953年東京都生まれ。77年慶應義塾大学経済学部卒業。80年同大学経済学部助手、82年同大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学、87年同大学経済学部助教授を経て、94年より現職。83年英国マンチェスター大学にブリティッシュ・カウンシル・スカラーとして留学、専門は環境経済学、理論経済学。Environmental Economics and Policy Studies誌編集長をはじめ、海外のジャーナルにも投稿多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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a19
1
現実と理論を結びつけて廃棄物問題とリサイクルの仕組みを鮮やかに描いた環境経済学のロングセラー 12年ぶりの改訂版(本の帯より)2014/07/13
akiko aikawa
0
読んでみて理解できないところもあるけれど、「そうだったのか」と目を開かされるところもあった。私たちが「経済」として頭に浮かべているのは「動脈経済」で、その裏(陰かな)には「静脈経済」がある。静脈経済を見ないことにしているといろいろ問題が起きてくる。費用や手間はかかっても、静脈経済のことをちゃんと考慮して物事をすすめると、動脈経済も元気になってくる、と。とりあえず何をするかといったら、一番身近なバッズ・生ごみの排出を減らすことからやってみようかな。2024/06/27