出版社内容情報
基本的な理論と分析だけでなく、ゲーム理論を取り入れた新しいアプローチを用いた、実際の政策担当者にも有用な公共経済学の初中級テキスト。実例も豊富。
内容説明
本書は経済学部の学生や公共経済学に興味を持つ社会人を対象とした、標準的な公共経済学の初中級テキスト。入門的なミクロ経済学とマクロ経済学の知識をふまえた公共経済学の理論、公共経済学の学説史に加え、ゲーム理論による新しいアプローチや実際の政策担当者にも有用な多数の実例もバランスよく解説されている。
目次
第1部 公共経済学のパースペクティブ(ミクロ経済学と市場の失敗;新しいマクロ経済学と金融・財政政策の機能 ほか)
第2部 ゲームの理論と公共経済学への応用(ゲームの理論の概観;ゲームの理論と経済政策 ほか)
第3部 公共経済学の実践(金融市場における公共政策;インターネット金融取引・電子商取引の安全性 ほか)
第4部 公共経済学の系譜―個人主義と公共政策(ジエヴォンズ;ジェンキン ほか)
著者等紹介
中村慎助[ナカムラシンスケ]
1989年ミネソタ大学経済学部Ph.D.取得。現在、慶応義塾大学経済学部教授
小沢太郎[オザワタロウ]
1985年慶応義塾大学大学院経済学研究科博士課程修了。現在、慶応義塾大学総合政策学部教授
グレーヴァ香子[グレーヴァタカコ]
1995年スタンフォード大学経営大学院Ph.D.取得。現在、慶応義塾大学経済学部助教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。