出版社内容情報
家計・事業法人・銀行等さまざまな経済主体のバランスシートを分析。資産が国債に偏り、資金循環を阻害していることを明らかにしつつ、有効な政策を提言。
内容説明
家計、事業法人、銀行、生命保険、年金制度、日本銀行の抱える問題をそれぞれのバランスシートから具体的に分析。「脱デフレ」に向けて実効性のある適切な経済政策を提言する。
目次
第1章 処方箋なき失われた10年
第2章 マクロ経済理論の落とし穴
第3章 高齢化にしぼむ家計消費
第4章 時価会計にゆれる事業法人
第5章 リスクウェイトゼロを目指す銀行
第6章 ソルベンシーマージン確保に奔走する生命保険
第7章 低金利に翻弄される年金制度
第8章 量的緩和政策に移行した日本銀行
第9章 国債偏重でよどむ資金の流れ
第10章 分散自律型公共投資のすすめ
終章 日本経済復活の条件
著者等紹介
辻村和佑[ツジムラカズスケ]
慶応義塾大学教授
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