出版社内容情報
高度成長期、二度の石油危機を経て、円高による経済構造調整期にある日本経済について、家計や企業の行動様式にどのような変化が生じたのか、計量モデルによる分析。
内容説明
本書の目的は、高度成長期、第１次石油危機を経て、家計や企業の行動様式にどのような変化が生じたのか、その結果として日本経済のマクロ・パフォーマンスにどのような変化が生じたのかについて、できるだけシンプルなフレーム・ワークのもとで、マクロ計量モデル分析の手法を用いて検討を加えることにある。〓〓
目次
第１部 ポスト高度成長期の日本経済（高度成長期以降の日本経済のマクロ・パフォーマンス；消費支出のサービス化；設備投資の変貌；資本コストの日米比較―投資環境の比較分析；貿易構造の変化；労働市場の構造変化；金融市場の変貌と金利機能の高まり）
第２部 簡単な日本経済モデルによる分析（簡単な日本経済モデルの概要；推定結果の分析―経済主体の行動様式の変化；モデルのパフォーマンス比較）
第３部 小型日本経済モデルによる分析（第３部の分析課題とモデルの概要；推定結果の分析―経済主体の行動様式の変化；動学乗数の分析―マクロ経済の相互依存関係の分析）
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