出版社内容情報
ベストセラー『裁かれるのは誰か』の第2弾。整理回収機構の大仕事を終え、一弁護士に戻った中坊氏と竹下王国に一人挑んだ硬派弁護士が、日本の正義と公平は生まれるかを問う。
目次
第1部 どう立て直す、後ろ向きの改革はありえない―理念と道理があってこそ
第2部 怨念は怨念を呼ぶ、いかに希望に変えるか―森永、豊島と有明をつなぐもの
第3部 多数決は独裁の道、満場一致で事に当たれ―「公」のもつ本当の意味
第4部 司法は社会の「静脈」、改革により国に新たな活力を―国会、行政には基本的欠陥あり
第5部 希望が持てる社会をつくることこそ政治の役割―すべての基礎はマイ・カントリー
著者等紹介
中坊公平[ナカボウコウヘイ]
1929年8月2日生。京都府出身。京都大学法学部卒業。57年弁護士登録。70年大阪弁護士会副会長。73年森永砒素ミルク中毒被害者弁護団団長として活躍。84年大阪弁護士会会長(日本弁護士連合会副会長)。85年豊田商事の破産管財人に就任。87年日弁連消費者問題対策委員会委員長に。90年4月日本弁護士連合会会長に就任(~92年3月)。93年産廃不法投棄・豊島事件弁護団団長。96年7月(株)住宅金融債権管理機構(のち整理回収機構)社長に就任(~99年8月)。99年7月司法制度改革審議会委員。2000年3月警察刷新会議委員
錦織淳[ニシコオリアツシ]
1945年7月30日生。島根県出身。東京大学法学部卒業。72年弁護士登録。チッソ水俣病事件などの社会的事件や、大型企業関係事件などを手がける。86年第二東京弁護士会副会長、87年日弁連常務理事などを最年少で歴任。93年衆院選挙に初出馬(新党さきがけ公認)、当選。情報公開や在住外国人参政権問題など幅広く活動。村山内閣のもとで首相補佐をつとめ、官邸入り。その後、住専処理対策に奔走。中坊公平氏の住管機構社長就任の陰の功労者。96年、2000年の衆議院選挙で故竹下登氏、竹下亘氏に惜敗(島根2区)
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