出版社内容情報
二度にわたる石油危機を契機とする産業構造の変化に伴って、年功制度・終身雇用など日本的雇用慣行も変質を迫られている。その実態を解明する。＊東京海上各務記念財団賞受賞
目次
第１編 年功賃金について（熟練か生活費保障か―年功賃金の決定要因をめぐって；日韓比較からみた年功賃金；生活費保障型賃金体系の形成過程；人口高齢化と労務費負担）
第２編 終身雇用について（長期勤続と企業内労働移動―事実の確認；長期勤続とインフォーマル・ネットワークの形成；終身雇用と外部市場の流動性；展望―これからの終身雇用制度）
第３編 年功制下の雇用と失業（石油危機後の雇用情勢；近年のわが国における失業分析について；日本的雇用慣行と労働市場のメカニズム）
