出版社内容情報
政策形成・決定・実行のメカニズムを探究する新しい学問分野「政策科学」の全体像を平易かつ具体的に解説し、最新の研究成果や情報も盛り込んだ入門テキスト。
内容説明
欧米諸国、とくにアメリカにくらべると、わが国における政策科学の研究および教育の立ち遅れは甚だしい。本書は、このような現状を改善すべく、政策決定、政策プロセスを中心に、大学学部レベルのテキストとして執筆されたものである。
目次
１ 政策志向の生成
２ 政策科学の発展
３ 政策科学とは何か
４ 政策決定とは何か―基礎概念
５ 政策決定の環境と参加者
６ 政策決定のモデル
７ 政策プロセス
８ 政策プロセスと政策分析
９ 政策評価
１０ 結びに代えて―民主主義の政策科学への道
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
taming_sfc
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再読。政策とはなにか。公共政策とは何か。政策決定のモデルや政策プロセス、さらには政策プロセスと政策分析、といった、いわゆる総合政策学部・政策科学部といった学部学生が少なくとも知っておくべき「政策を学問する」ための基礎的議論が集約している。第1章から第9章までの淡々とした既存研究の整理・分析の一方で、「むすび」においては一転してドライゼクなどの議論を参照しながら「民主主義の政策科学への道」を唱えているところに共感をもった。2013/05/10
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