高速道路 なぜ料金を払うのか―高速道路問題を正しく理解する

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高速道路 なぜ料金を払うのか―高速道路問題を正しく理解する

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  • サイズ B6判/ページ数 217p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492223147
  • NDC分類 685.7
  • Cコード C3033

内容説明

「世の中にタダのものはない!」「休日1000円ポッキリ」も「無料化社会実験」も、結局は国民全体が税金で負担するだけだ!高速道路を使う人も、高速道路を使わない人も納得できる、正しい考え方とは何か。

目次

第1章 わが国の高速道路制度
第2章 高速道路とは何か
第3章 現在の高速料金制度の何が問題か
第4章 民主党の高速道路無料化政策を批判する
第5章 道路公団の民営化はどのように歪んだか
第6章 民営化から国営化へ

著者等紹介

宮川忠男[ミヤカワタダオ]
1931年埼玉県に生まれる。1953年一橋大学経済学部卒業、1958年一橋大学大学院経済学研究科博士課程修了、商学博士(一橋大学)。1971年一橋大学商学部教授、1979年商学部長、経済企画庁システム分析調査室室長、通産省情報化対策委員会のシステム監査部会長、産業構造審議会リース産業部会長、文部省学術情報センター運営協議員、経営情報学会会長、システム監査学会会長、麗澤大学国際経済学部教授、などを務めた。現在、(財)統計研究会会長。一橋大学名誉教授、麗澤大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

手押し戦車

10
フリーランチはない。鉄道の特急や郵便の速達は時間を短縮するサービスを提供しプレミア料金を上乗せして時間を売る。高速道路も時間を運転手が買うビジネス。鉄道や速達サービスとは違い運行計画がない分、時間の延滞などは、利用者にあり返金リスクがない。一般道の所要時間差が大きい程、有利になり、強みを生かし利用の多い所を高くし少ない所を低くしプレミアの差を付け収益を上げる構造に変える。時間という選択を消費者が選び、自分の運行計画に乗っ取り責任を持ってサービスを利用してくれるので、時間に囚われない経営が可能になる2015/02/07

メルセ・ひすい

4
15-71 72 ★社会の重要な公共的インフラの1である高速道路は、急速な建設・整備の段階は終了した。これからは維持・管理・更新に重点政策は移る。つまり、これからの私達の負担は巨額になるのは必然である。その莫大な負担は国民の間にどのように配分されるべきか?? 「休日1000円ポッキリ」「無料化社会実験」も、結局は国民全体が税金で負担するだけ。世の中にタダのものはない…。混迷する高速道路料金について根源的問題にまで立ち返って議論した、正しい考え方がわかる本。 2011/10/17

やす

2
高速道路の現状と課題についてよくわかった。2018/12/31

サンポンコウ

0
やはり高速1000円はおかしい。当時盛り上がっていたステークホルダーは目先のことしか考えてなかったという想像はは間違っていなかった。 著者は同じことを章をまたいで何度も訴えているが、それだけ重要だというアピールなのだろうか。 JRと高速、コラム4のビール工場などの例えは素人にわかりやすく、合点がいく。著者の現在の主張を知りたいと思った。2017/07/12

Daisuke Fukuda

0
日本の高速道路・有料道路の制度をの複雑さを実感させられた.著者の主張する論の是非を検討するにはさらに深い分析等が必要そうですが,料金の話に興味がある研究者は目を通しておくべき本です.2015/01/19

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