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内容説明
食品業界を知り尽くした男の告白。「製造日」は、「作った日」ではなく「ラベルを貼った日」?とんかつはカツ丼、マグロのサクは刺身で復活?卵は毎日産まれるのに、なぜ特売日に10倍並ぶ?法律に触れない「日付偽装」「再加工」「使い回し」の実態。バックヤード&食品流通の舞台裏。
目次
第1章 スーパーGメンが行く!今日もスーパーでは「珍事件」が起こる(昨日のマグロを堂々と再利用;「朝どれ偽装」を目撃;子ネズミチューチュー、箱の中… ほか)
第2章 「賞味期限」はスーパーで勝手に決められる!?
第3章 お惣菜の実態―売れ残りでつくるのが当たり前!?
第4章 すべての偽装は「卵」に通じる
第5章 いいスーパー、ダメなスーパーの見分け方(“店外”で見るべき3つのポイント;“店内設備”で見るべき6つのポイント;“売り場全体”で見るべき5つのポイント ほか)
著者等紹介
河岸宏和[カワギシヒロカズ]
1958年、北海道生まれ。帯広畜産大学を卒業後、農場から食卓までの品質管理を実践中。これまでに経験した品質管理業務は、養鶏場、食肉処理場、ハム・ソーセージ工場、ギョウザ・シュウマイ工場、コンビニエンスストア向け惣菜工場、卵加工品工場、配送流通センター、スーパーマーケット厨房衛生管理など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
miww
87
スーパーのやっている事はなんとなく想像できたけど見極めるヒントになった。使い回し、リサイクルで形を変えて何度も店頭に並べる。「生鮮食品を夕方でも値引きしない、いつ行っても在庫がいっぱいある店はやめましょう。売れる分だけ作る売り切れる店、売り切れ御免のお店で買いましょう。」卵のお話、刊行から10年近くたっているのに未だに店舗では常温保存しか見た事ない。信頼できるお店をみつけるのはなかなか難しい。 2018/01/12
wanichan
36
製造日のスーパーでの定義を知らずに、製造日=作った日と思っていたのは私だけでないはず。二週間冷凍保存していた物を解凍して、ラベルを貼った最終加工日が製造日と表記とは、法律としては大丈夫でも、味はどう? 消費者は眼力をつけるしかない。2015/02/12
羽衣 空
26
これからスーパーで見る所が変わりそう。値段や賞味、消費期限は当たり前のように見ていたが、その期限でさえスーパー次第となるとどこまで信用してよいのか。卵の出荷の話はとても参考になった。刺身パックの巻き直しは想像はしていたが、そもそも鮮度の目利き力が私には無い。次回からは目を凝らして柵の断面観察したい(笑2018/02/14
りの
21
「外食の裏側」から、こちらへ。2009年刊行。今でも、状況はかわらないのかな? 自分はどこまでの新鮮さを求めているのかな と思った、半額シールの貼られたもの 買ってるしね…。でも、卵は衝撃だった。2017/10/06
犬こ
16
この手の本を読んでいると、実際、スーパーに置いてある刺身やハム、惣菜などを意識してしまう。2017/08/27