完全「国産」主義―食品メーカーのあるべき姿

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  • サイズ B6判/ページ数 191p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784492222904
  • NDC分類 588.09
  • Cコード C0036

出版社内容情報

偽装、不祥事が相次ぐ食品業界。大手食品メーカー社長が初めて綴る「業界の実態と可能性」。現場の苦しみから農家との関係、国産にこだわる理由まで、食の作り手のあるべき姿を明確に提示する。

内容説明

偽装・不祥事が続く食品業界に新提案。国産原料だけで利益は出せる。

目次

第1章 頻発する食品偽装・不祥事のカラクリ(崩壊した「食の安全」;いい加減な賞味期限 ほか)
第2章 「偽・国産」がはびこるワイン業界(国産ワイン出荷量2位は「神奈川県」;「輸入ワイン」が「国産ワイン」に変わる ほか)
第3章 「国産原料」が育たない理由(日本の食料自給率は39%;低自給率の3つの問題 ほか)
第4章 「国産」主義は地域を活性化する(食品メーカーは地域と共に;「地産地消」の考え方 ほか)
第5章 「国産」主義を目指す食品メーカーに(ブドウを踏むことなどできない;偽物は文化を妨げる ほか)

著者等紹介

嶌村彰禧[シマムラアキヨシ]
北海道ワイン株式会社代表取締役社長。1927年、山梨県のブドウ農家に生まれる。21歳で北海道に来道し、洋服裏地、洋服資材卸売会社「甲州」を設立。1972年にはオーダー服の製造・販売会社「紳装株式会社」を設立する。そして1974年、46歳で「北海道ワイン株式会社」を設立し、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

deep家

2
真面目に誠実にワインを作り続ける。地域とともに生きる社是に素直に感動しました。この会社のつくる白ワイン「北海道ケルナー」はブドウも水も、そして作り手も北海道デスね。辛口で美味しくいただきました。2014/07/02

bonyaribob

1
輸入ワイン、輸入果汁をもとに国内で仕上げたワイン。 実は国産ワインとして販売出来ていた。 暗黙の了解として業界内にはびこる矛盾に、異議を唱える嶌村さん。 信念を持つこと、食を守ること。 その素晴らしい姿勢に農家として感動せざるを得ない。 持ちつ持たれつの関係の中、消費者の為に、地域の為に仕事を行うその姿勢が、何よりも格好良く、農に関わる者としての当たり前の姿勢だとも思う。2018/12/07

石塚 哉史

1
北海道ワイン株式会社の企業展開を創業者である著者が、創業時からのエピソードを踏まえて描写していた。前半は食品メーカーによる不祥事の背景やワイン業界の実情、後半は自社でのワイン造りの理念が中心。この種の書籍によくある苦労話のオンパレードとはなっておらず、食料自給率や耕作放棄地等の農業問題対する自らの考え方や取り組みについても若干のコメントしている。読んだ後に著者が提唱し、製造している「純・国産ワイン」を購入し、実際に味わいたくなりました。2012/08/16

Non dimenticarmi

1
少し前の本ですが、蔦村さんの思いはいろいろな形で芽を出していると思います。サントリーが行ってきた広告という文化も素晴らしいかもしれないが、消費者として自らの頭で考えることを怠ると、大事な産業を潰す片棒を担ぐことになると気付かされました。ぜひ手にとって読んでいただきたい本です。

バレバレット

1
産地偽装等が後を絶たない背景、国産を貫く企業姿勢、企業の存在価値等、経営者の信念の一冊って感じでした。2008/12/17

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