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脱フリーター社会―大人たちにできること

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  • サイズ B6判/ページ数 203p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492222560
  • NDC分類 366.8
  • Cコード C3036

内容説明

現在、若年の失業率は高く、フリーターも年々増加しており、日本の若者を取り巻く環境は厳しくなっている。このままではフリーター自身にとっても、社会全体にとっても、発展は望めない。これらの責任の多くを若者に帰する意見があるが、本書の基本的立場は、若者だけではなく社会全体に責任があるというものである。第1部では経済学者の眼から、第2部では若者の眼からと、二つの眼から分析し、若者の失業とフリーター問題について政策提言を行っている。

目次

第1部 若者のフリーター、失業問題を解決するには(若者は働くということをどう見ているか;決定を延ばす若者の心理;階層分化と性別の差;若者の労働市場と企業・政府の役割)
第2部 フリーターの現状と若者の主張(フリーターとフリーターを取り巻く環境;フリーター問題に対する一般的な見方;若者と企業のどちらに原因があるのか;若者からの政策提言)
終章 脱フリーター社会へ向けての政策提言

著者等紹介

橘木俊詔[タチバナキトシアキ]
京都大学大学院経済学研究科教授。1943年兵庫県生まれ。ジョンズ・ホプキンス大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。京都大学助教授を経て、現職。日本経済学会副会長。著書に、『個人貯蓄とライフサイクル』(共著、日本経済新聞社、1994年、日経・経済図書文化賞受賞)、『日本の経済格差』(岩波新書、1998年、エコノミスト賞受賞)『家計からみる日本経済』(岩波新書、2004年、石橋湛山賞受賞)ほか
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

29
二極化するフリーターの所得(19頁~)。2001年のデータで14年前と相当古いが、参考までに。平均年収140・4万円。月11・7万円。贅沢しなければ生活はできる、と教授はおっしゃるが、都会では厳しいのではないか? 男性のフリーターは悲惨(47頁~)。そうですよ。それはその通りですね。逆たまに乗れればいいけどもね。結婚への逃げ道がないっていうからね(49頁)。当時の、若者に職がないのは本人達の責任ばかりではない。真剣に求職しても見つからない場合も多々ある(106頁)。2015/11/26

takao

2
ふむ2022/12/23

ヤッピー

0
フリーターと聞くとつい「甘えている」とか若者の自己責任に収束することがありますが、それが間違っていると気づかされる本。フリーター問題の裏には学校の教育・企業の新卒採用抑制・サービス残業などさまざまな問題があり、それらを一つ一つ改善していく必要があると感じた。2012/06/29

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