出版社内容情報
日本を代表する論争家西尾幹二が江藤淳、山本七平、渡部昇一、辻井喬、西部邁、石川好らと交わした、15年間にわたる対話の軌跡。「知」の現在を探る上で必読の書。
目次
1 論争する精神(“西欧強迫症”を超えて;やるかやらぬか「人の自由化」)
2 ドイツの戦後・日本の戦後(あいまい日本 悲劇と喜劇;歴史に清算があり得るのか)
3 迷走するユーラシア(中央アジアから世界地図を見る;西側には理解できぬソ連の思想風土;歴史の終結 歴史の開始)
4 新しい教養人の使命(比較研究の陥穽;“大学文化”の崩壊;社会の変化と“文学”像の変容)
5 創造する精神(批評という行為 小林秀雄没後十年)