最新版 北朝鮮入門―金正恩時代の政治・経済・社会・国際関係 (最新版)

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最新版 北朝鮮入門―金正恩時代の政治・経済・社会・国際関係 (最新版)

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  • サイズ A5判/ページ数 344p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784492212592
  • NDC分類 302.21
  • Cコード C3031

出版社内容情報

 本書は2017年に刊行した『新版 北朝鮮入門』以来、7年ぶりの改訂版となった。北朝鮮の対外政策はこの間、米韓両国と対話を進めたり、交渉が頓挫すると一転して中露との連携を図ったりするなど目まぐるしく動いた。朝鮮労働党規約や憲法も改正され、政治体制のほか、軍事、経済、社会でも多くの変化が起きた。そのため多くの章で全面的な書き換えが必要となった。最新の動きを追加するだけでなく、歴史的な背景などを理解しやすくするため章の構成などを含めて一新した。
 金正恩が強調する「自力更生」や「自給自足」は、国際社会と隔絶された世界に生きる「国際的孤児」というイメージにつながりがちである。
 だが国連加盟国の8割以上は北朝鮮と国交を持っており、グローバルサウスには北朝鮮と良好な関係を維持している国が少なくない。そうした国々が抱く北朝鮮への認識は、日本のそれとは異なる。本書で取り上げたように、安保政策で連携する日米韓でも脅威認識に温度差があることを考えれば、その他の国々とのギャップは驚くに値しない。先進7カ国(G7)でも英国やドイツは北朝鮮と相互に大使館を設置して久しい。
 北朝鮮の核・ミサイル開発が北東アジアの不安定要素となっていることは論をまたない。それはけっして放置できない問題であるものの、即効性のある対応策を見出すのが困難なことも認めざるをえない。だからこそ、国際社会を俯瞰する広い視野を持ち、単に脅威を煽るのではなく北朝鮮の実像を冷静に見つめて現実的な対応策を議論することが求められている。

内容説明

謎に包まれた独裁国家を知る最初の1冊!金正恩体制、ミサイル・核開発、経済、社会、国際関係に至るまで北朝鮮の全体像の歴史的背景から最新情報までを平易かつ網羅的に解説。北朝鮮憲法、党規約、関連年表、文献紹介など、資料も充実!北朝鮮研究者・ウォッチャー絶賛の必読書、待望の大改訂!!

目次

第1部 北朝鮮を知る(王朝国家・北朝鮮―3代世襲小史;体制が揺るがない理由―北朝鮮の政治体制;核兵器への執着―核・ミサイル開発;究極の格差社会―北朝鮮の経済;平壌で流行る韓流―北朝鮮の社会)
第2部 北朝鮮と世界(なぜ日本人を拉致したのか―日朝関係;対話路線の期待と破綻―米朝関係;統一へのためらい―南北関係;なぜ北朝鮮をかばうのか―北朝鮮と中国・ロシアの関係)

著者等紹介

礒〓敦仁[イソザキアツヒト]
慶應義塾大学教授。1975年東京都生まれ。慶應義塾大学商学部中退。在学中、上海師範大学で中国語を学ぶ。慶應義塾大学大学院修士課程修了後、ソウル大学大学院博士課程に留学。在中国日本国大使館専門調査員、外務省専門分析員、警察大学校専門講師、ジョージワシントン大学客員研究員、ウッドロウ・ウィルソンセンター客員研究員を歴任

澤田克己[サワダカツミ]
毎日新聞論説委員。1967年埼玉県生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。在学中、韓国・延世大学で韓国語を学ぶ。1991年毎日新聞社入社。ソウル特派員、ジュネーブ特派員、外信部長などを経て2020年から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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梅干を食べながら散歩をするのが好き「寝物語」

10
▼大学教授と新聞論説委員の共著。金正恩政権の論理構造、日米韓中等の国々がどのように北朝鮮に対応してきたのかを、具体的な出来事と、北朝鮮で刊行されている新聞等の大量の資料を使って読み解いている。▼2024年1月の最高人民会議の事まで触れられている。▼日本では報じられないような詳しい情報が紹介されているが、より深く知りたい場合には、巻末の文献リストで紹介されている本を読むことが推奨されている。▼北東アジアの不安定要素の一つである北朝鮮の状況を、冷静に見つめるための材料となる一冊だ。2024/05/01

Yたろー

6
北朝鮮の経済・内政・外交のことなどを詳細に紹介している。日本には北朝鮮について扱っている本は多いものの偏った視点のものが多い。だがこの本は信頼できる情報をもとに比較的中立的な立場で紹介されていると思った。「苦難の行軍」期を乗り越えて北朝鮮の社会が大きく変わったことや、金正恩体制の実情など多くのことを知れた。2024/09/01

K.C.

5
今の北朝鮮を理解する上の「教科書」といってもいいかもしれない。「副読本」として資料も多く添付されていて、深く学習も可能。ハングルを解しない自身としては、非常にありがたい。2024/04/22

takao

3
ふむ2024/04/15

sa10b52

1
東西対立から生まれ、冷戦構造が終わっても生き永らえる北朝鮮。まさに冷戦の落とし子という感。国民は飢えているが、キム一族の繁栄と体制の維持という一点においては瀬戸際外交とか核開発とかギリギリのことをやりながら守っているんだよなあ。冷戦こそ終わっても依然各国の思惑が交錯しすぎていて、なかなか将来どうなるか見通せない国。2024/09/03

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