出版社内容情報
民間では当たり前の改善運動が地方自治体ではなぜ盛り上がらないのか?成功事例をもとにあるべき自治体改善運動の方法を解説。
民間企業で極当たり前に行われている改善運動が、ここ数年でようやく役所でも実施され始め、全国各地に広がり始めている。
しかし、役所内では一部職員の活動に留まったり、やらされ感が漂っていたり、首長の交替により活動が途絶えるなどのケースが多発している。
なぜ盛り上がり、何が障害になっているのだろうか。
本書の筆者は、行政経営デザイナー元吉由紀子氏と各自治体で長年改善運動を推進してきた熱き職員7名。
筆者たちは「自治体改善マネジメント研究会」を結成し、改善運動に取り組んできた7都市の事例分析をもとに、現在の行政組織特有の組織課題を指摘。
そして、首長のリーダーシップのもと、トップダウンの経営改革とボトムアップの改善運動をうまく連動していくことに「改善運動」の成功の秘訣があることを解説している。
自治体職員、首長、必読の書。
主な内容
第1章 改善のミリョク
第2章 改善のヒケツ
第3章 全国的に広がり始めた改善運動
第4章 自治体における取り組み経緯と今後の課題
第5章 改善運動のボトルネック
第6章 改善運動のステップアップ
【著者紹介】
元吉 由紀子(モトヨシ ユキコ)
自治体改善マネジメント研究会代表
神戸市出身。大手鉄鋼メーカーを経て、?潟Xコラ・コンサルトへ入社。行政経営デザイナー。プロセスデザイナーとして活躍中。企業風土改革を支援する一方、平成11年から三重県や横浜市をはじめとした地方自治体、中央省庁、公共組織への支援を行う。
阪神大震災の被災経験から、組織・地域を越えて連携する必要性と公務員がコーディネート機能を果たす重要性を痛感。生活者起点で時代最適に進化し続ける自治体となるよう、行政経営改革のプロセスを首長や職員と一緒につくっている。組織風土改革、行政経営システム機能強化、戦略オフサイトミーティング、人材育成、組織目標設定、職場マネジメント実践セミナー、改善運動、協働プロセスなどを支援する他、各種委員、講演を全国各地で行う。
平成12年から「公務員の組織風土改革世話人交流会」を立ち上げ、運営・支援。
著書:『期待される役所へ』(ぎょうせい)、『どうすれば役所は変われるのか』(日本経済新聞出版社)など。
内容説明
7都市の事例をもとに、行政組織の課題と「改善運動」成功の秘訣を解説する。
目次
序章 みんなで地域の明日を切り拓く
第1章 改善のミリョク(最初はちょっとした疑問から;エネルギーが高まるワクワク感;改善と改革の違い ほか)
第2章 改善のヒケツ(改善は何のため?;業務甲斐膳“効力アップ・住民サービス向上”;人材育成“資質・能力向上” ほか)
第3章 全国的に広がり始めた改善運動(DNA運動から始まった;全国都市改善改革実戦事例発表会;有志のネットワーク“K-NET” ほか)
第4章 自治体における取り組み経緯と今後の課題(自治体事例の見どころ;さいたま市事例「一職員一改善提案制度」;所沢市事例「有言実行」 ほか)
第5章 改善運動のボトルネック(改善しても差がわかりにくい役所仕事;首長の関与不足;業務プロセスが盲点になっている ほか)
第6章 改善運動のステップアップ(改善運動の成長5段階;1期―地注期;2期―萌芽期 ほか)
著者等紹介
元吉由紀子[モトヨシユキコ]
自治体改善マネジメント研究会代表。神戸市出身。大手鉄鋼メーカーを経て、(株)スコラ・コンサルタントへ入社。行政経営デザイナー。プロセスデザイナーとして活躍中。企業風土改革を支援する一方、平成11年から三重県や横浜市をはじめとした地方自治体、中央省庁、公共組織への支援を行う。阪神大震災の被災経験から、組織・地域を越えて連携する必要性と公務員がコーディネート機能を果たす重要性を痛感。生活者起点で時代最適に進化し続ける自治体となるよう、行政経営改革のプロセスを首長や職員と一緒につくっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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