北朝鮮のリアル―住民・脱北者の証言から読む金正恩体制の明日

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北朝鮮のリアル―住民・脱北者の証言から読む金正恩体制の明日

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784492211984
  • NDC分類 302.21
  • Cコード C0031

内容説明

金正恩の政策ミスで党幹部と住民の不満爆発!韓国に亡命した故・黄長〓(ファン・ジャンヨプ 元・朝鮮労働党幹部)の秘書だった著者が、政府高官・学者・芸術家・軍人・労働者等さまざまな階層の脱北者や北朝鮮住民に直接取材。

目次

第1章 等身大の北朝鮮人(金正恩の後継体制 北朝鮮住民は3代世襲を認めたのか?;米国RFAやVOA、韓国KBS、NHK ラジオで国外情報をキャッチ ほか)
第2章 脱北者の実像(韓国に入国した脱北者は2万3100人超 69%が女性、咸鏡道出身者が78%;言葉は通じるが、実質は外国人 韓国人に欠けている等身大の脱北者理解 ほか)
第3章 北朝鮮経済と庶民の商魂(蓄財はウォンから外貨へ 2009年の貨幣改革がもたらしたもの;影をひそめる個人行商 ネットワーク化する流通システム ほか)
第4章 北朝鮮の生活文化(北朝鮮にも及ぶ韓流 韓国ドラマはどうやって持ち込まれた?;MP3、MP4プレイヤーの普及でますます身近になるK‐POP ほか)
第5章 東アジアと北朝鮮(統一を望む北朝鮮人、望まない韓国人 意識は「民族」から「経済」へ;「資源をすべて持っていこうとしている」 変化する対中感情 ほか)

著者等紹介

チョユニョン[チョユニョン]
趙允英。1979年、韓国済州島生まれ。ソウル・梨花女子大学大学院北朝鮮学修士課程修了。2000年、韓国KBS放送局のプロジェクトで脱北者にインタビューしたのをきっかけに、2003年まで脱北者の親善団体「白頭漢拏会」と「脱北者同志会」でボランティアを続ける。2004年から2006年春までは、故ファン・ジャンヨプ(1997年に韓国に亡命した元・労働党幹部)の秘書を務める。現在は、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科博士後期課程で日朝関係の研究をしながら、韓国をはじめ、中国や東南アジアを行き来し、脱北者や、中朝を往復する北朝鮮住民の取材を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

大熊真春(OKUMA Masaharu)

2
北朝鮮がどうなっているのか、どうなっていくのかは日本人にとってもとても気になる。金政権は崩壊するのか、民主化・解放政策へと向かうのか、それとも戦争へ入ってしまうのか。 本書は金正恩体制への移行後、予想されたような政権崩壊はなかったのはなぜか、北朝鮮人民の実態などをしっかりとした取材のもとに報告し、南北統一時の課題までも予想している。 政権中枢がどうこうという視点でないところが優れている。 まだまだ北朝鮮問題は片付きそうもないな、という印象だった。 ただ、いった1年半前の本だが、それでも古く感じる。2013/09/13

Chie Kato

2
ニュースでは後継者問題、核の話がほとんどだけど、それだけじゃない暮らしぶりなんかも書かれてます。2012/06/02

桐一葉

1
当事者の話というよりも、筆者の言葉が多すぎていまいちに感じてしまったー。誰よりも脱北者に会うてる自負があるなら、もう少し身のある本にしてほしかったなー2015/12/26

dhaka

1
中国を通じて、物資や韓国ドラマご入ってきたりする中で、北朝鮮の人の意識も変わりつつあると感じた。 北朝鮮人は中国などの北朝鮮レストランで働く女性たちとしか触れ合った事しかないが、明るく気持ちいい人たちが多かった印象だ。彼女らの祖国が早く良い方向に向かってもらいたいものだ。2014/06/01

Hideki Nakane

1
 北朝鮮の内情が変わりつつある。それは、金ファミリーを中心とした朝鮮労働党など権力中枢の内情ではなく、むしろ北朝鮮住民の内情である。  これまで、外交筋やマスコミ観測、軍観測が主な情報ルートであったが、近年の携帯電話の流入は北朝鮮住民発の情報観測を増やし、脱北者団体や北朝鮮専門の報道機関などを通じ、さまざまな内情が伝えられるに至っている。  ただ、金正日総書記の死去においてはこのようなルートでも漏れ伝わらなかったし、党高位幹部の亡命といった誤報が出るなど、裏付けのない情報が多く飛び交っている現状でもあ2012/08/05

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