出版社内容情報
全国各地の自治体で、動物園、病院、美術館といった公的施設の民間委託が進められている。その最新動向を展望し、役所をスリム化する方法を実例から学ぶ。
内容説明
官と民の役割分担が変わる、公務員の生き方も変わる。地域再生は民の力でできる。
目次
なぜ今「行政の解体と再生」なのか
第1部 行政解体の時代(資産の流動化と公共施設の見直し;公立文化施設の経営刷新;民間への管理委託の先行事例―太田知事時代の大阪府の改革;指定管理者制度;行政機関の外注管理)
第2部 民が担う公共(企業と社会の新たな関係;社会企業とその出現の背景;社会企業としてのオルタナティブバンク;行政解体とNPO法人)
個人の公共性と職業としての公務員
著者等紹介
上山信一[ウエヤマシンイチ]
慶應義塾大学総合政策学部教授。大阪市出身。京都大学法学部卒業。米プリンストン大学大学院修士(公共経営学)。旧運輸省、マッキンゼー共同経営者、米ジョージタウン大学研究教授等を経て現職。新潟市役所都市政策研究所長、大阪市立大学特任教授(大学院創造都市研究科)等を兼務。専門は企業・行政機関の経営改革。近年は地域再生も手がける。これまで国土交通省、経済産業省、大阪府、大阪市、福岡市、横浜市、川崎市、静岡県、岩手県等の行政改革に各種委員として関与
檜森隆一[ヒモリリュウイチ]
嘉悦大学経営経済学部教授。東京都出身。学習院大学法学部卒業。聖学院大学大学院修士(政治学)。ヤマハ株式会社経営企画室主幹、静岡企画推進室長(CSRとしての地域文化・社会貢献担当)等を経て現職。ヤマハ株式会社勤務の頃より行政経営フォーラム副代表、特定非営利活動法人市民フォーラム21・NPOセンター常務理事、日本文化政策学会理事等を兼ねる。専門は文化政策、地域政策、行政への企業経営手法の導入、NPOの経営改善等。これまで静岡県、浜松市の各種審議会委員として文化・生涯学習・NPO政策等に関与(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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