出版社内容情報
秘書、カネ、利権、政治家のあり方が改めて問われている。粛軍演説で有名な戦前・戦中の硬派政治家・斎藤隆夫の生き方をとらえ、併せて政治危機脱出法を考える。
内容説明
現実を、あるがままに見よ。現在に通じるその言説。希代の政治家、初の本格評伝。
目次
序章 斎藤隆夫と現代
第1章 精神のトポス
第2章 政治的な理性
第3章 政党政治家として
第4章 政党の自滅に抗して
第5章 孤立するパトリオット
終章 大いなる影
著者等紹介
松本健一[マツモトケンイチ]
評論家、作家、麗沢大学教授。1946年群馬県生まれ、東京大学経済学部卒業。評論・評伝・小説など多方面で活躍。著書に『近代アジア精神史の試み』(アジア太平洋賞受賞)、『日本の近代1開国・維新』(吉田茂賞受賞)ほか多数
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