出版社内容情報
北朝鮮への送金のために、様々な金銭的不正が噂される朝鮮総連。そのカネはどう捻出され、どのように送金されるのか。「カネ」からみた「謎の団体」の真の姿。
内容説明
カネはどのように作られ、どのように運ばれるのか?カネの「供給源」である朝銀の経営実態は?国税庁と結ばれた納税「五箇条の御誓文」とは。
目次
第1章 テポドン来襲(顔色の悪い男;沈黙の多い会食;在日朝鮮人という生き方 ほか)
第2章 現金輸送船(新潟港;憂国;金東一メモ―万景峰号 ほか)
第3章 二人の「熱誠者」(記者会見;副理事長からの電話;天の声 ほか)
第4章 パンドラの匣(取材ノートから;金東一メモ―朝銀特別融資の三態;五ヵ条の御誓文 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
にゅ
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北朝鮮へカネを不正に送る手段は問題ではあるが、朝鮮総連や傘下の朝銀が多額のカネをどの様な手段で用意しているのかも問題である。本書では北が、在日朝鮮人の愛国心につけ込んだり、家族を人質に取ったりしてあの手この手で日本からカネを調達している実態が明らかにされている。現在は万景峰号の往来がなくなり、同船での送金はできなくなった。さらに、本書が書かれた20年前と比べて総連は弱体化し送金額も少なくなった様に言われてはいる。しかし北は、サイバー攻撃など新たな手段での資金調達に着手しており、核やミサイル開発も順調な様だ2021/02/23
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