日本の政策決定過程―対外援助と外圧

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日本の政策決定過程―対外援助と外圧

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  • サイズ A5判/ページ数 208,/高さ 21cm
  • 商品コード 9784492210536
  • NDC分類 333.8
  • Cコード C3031

出版社内容情報

日本のODA政策形成過程の包括的研究。関係省庁の官僚が「外圧」を利用しながらヘゲモニーを争う「超政府間関係」「官僚連合づくり」の仕組みを多くの事例で解明。

内容説明

官僚間抗争、外圧、超政府間連合、四省庁協議体制下のODA政策形成過程をビビッドに描き、その政治的意味を明らかにした画期的労作。

目次

1章 政策決定過程の考え方
2章 対外援助政策と政策決定の構造
第3章 援助政策の展開と理念、および民間セクターの役割
4章 政策の移行―地域重視と多国間銀行の重視
5章 外国の圧力―アメリカの役割
6章 結論―援助政策決定過程の意味

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

牛タン

2
対外援助に関する日本の政策決定過程を分析した博士論文。著者は元米下院、USAIDスタッフで東大で国際関係論を学んだ。外務省、大蔵省、通産省、経済企画庁による四省庁体制とアメリカの外圧の中で援助政策がどのように形成されていくかを論じる。省庁の権力争いの中で外務省が「アメリカの外圧」を自身に有利なように利用する場合が多いらしい。また外務省が全体として大きな影響を持ちつつも例えば円借款では通産省、多国間援助では大蔵省など得意分野もあるらしい。わかりやすくて面白かった。90年の論文で当時の情勢を知れるのもよかった2018/07/27

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