内容説明
太平洋戦争の史実をより正しく知るためには主要戦史をどう読むべきか。「実戦を体験した戦史家」による興味津々の戦史書批判。
目次
第1部 必要な予備知識(戦争とは?;日本の戦争指導機構の特異性;戦陣訓が与えた深刻な影響;『戦史叢書』編纂時の事情)
第2部 『戦史叢書』の問題点(緒戦の大勝の時期;互角の作戦の時期;防戦一方の時期;絶望の戦いの時期)
第3部 『失敗の本質』の問題点(日本軍の失敗から何を学ぶか;失敗の事例研究;失敗の本質―戦略・組織における日本軍の失敗の分析;失敗の教訓―日本軍の失敗の本質と今日的課題)
結び 戦史の総合的な読み方