内容説明
大統領の分身として政治の舞台裏を切り回した歴代8人の首席補佐官が論ずる、ホワイトハウス運営の実際。アメリカ政治の核心に迫る希有の記録。
目次
1 大統領の二つの顔―船橋の上、あるいは機関室の中で(上司を説得する術;危機管理の実際;情報管理の実際;ホワイトハウスの運営方法;マスコミとの対決;補佐官の無名性は美徳か;就任準備のある場合、ない場合)
2 内側の眼―クローズアップでみたホワイトハウス(長すぎる予備選挙;行政権の拡大とスタッフの増加;国家安全保障問題;補佐官は忠実なブローカー;支持率の乱高下)
3 首席補佐官のイメージ―スポーツ選手にたとえれば(補佐官の政治的役割;内部対立の真相;スタッフの良し悪しで決まる差―カーター政権の場合;閣僚とホワイトハウスの関係;新任大統領の最重要課題)
現代ホワイトハウス運営の理想と現実(理想と現実の間の明白なギャップ;理想と現実の統一的視点;ホワイトハウス事務局の合理化;結論―強力な首席補佐官の将来)