内容説明
「失われた20年」以降の「財政問題」にまつわる素朴な疑問から最新情報まで完全見取り図を徹底解説。
目次
第1章 財政の森・鳥瞰図(国民から始まり国民に帰着する財政―数字に凝縮された国民の運命;ワニ口の拡大・失われた20年―変わる経済、変わらぬ政治 ほか)
第2章 財政の潮流(財政破綻とリスクの拡大―借換えの困難化と自国通貨の放棄;経済環境と財政政策の体質―利害代表型から創造型への変身、政策のラグの克服 ほか)
第3章 財政領域・国と地方の関係の再構築(財政が担う領域―純粋公共財への純化、排他性と競合性;財政領域への接近法―公共性は誰が担うか、厚生経済と公共選択 ほか)
第4章 財政改革の羅針盤(地方分権改革と財政―投網構造の解体;二重行政改革と財政―財・サービスの性格と二重行政 ほか)
著者等紹介
宮脇淳[ミヤワキアツシ]
1956年生まれ、日本大学法学部卒業、参議院事務局、経済企画庁、株式会社日本総合研究所を経て、1996年北海道大学法学研究科教授に就任。2007年4月から2009年11月まで内閣府本府参与・地方分権改革推進委員会事務局長、2011年4月から北海道大学公共政策大学院長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬参仟縁
1
消費税は税制の抜本的見直しが必要な逆進性ある弱い者いじめ、不公平税制の間接税である。この税率しか言われていないが、かつて福島正行教授の『財務省解体論』では1%で2.5兆円の価値はもはやなく、2.1兆円ということだった。評者の場合、1か月の消費支出全体では、飲食料費のエンゲル係数が一位しても、二位が田舎の人間のため、ガソリン係数が二位で、8月は猛暑だったので避暑に出かけており、0.4と高い値を示した。他の月は約0.3である。ガソリン税がないだけで、消費税がないだけで、家計負担が少なくなるか。為政者は考えよ。2012/11/13
ぐっち
0
抽象的な意見ばかりで特に目当てらしいものはなかった。とりあえず日本の財政が厳しい状況にあることはわかった。2015/09/25
田畑
0
予習2014/04/06