内容説明
本書は、「デリバティブって、言葉はよく聞くけれど、いったい何なんだろう?」と思っている人に対して、専門用語をできるだけ用いないで説明し、デリバティブや金融の仕組みを知ってもらうことを目指しています。二〇〇三年の初版刊行の後、サブプライム問題や日米欧での金融再編が進み、金融業界・金融市場ともに大きく変わりました。第二版ではこうした変化も踏まえつつ、デリバティブの基本から最新の動向、さらには世界同時金融危機の本質までズバリ解説しています。
目次
序章 ひとめでわかるデリバティブの世界
第1章 デリバティブを知るための金融市場の知識
第2章 先物取引の仕組み
第3章 オプション取引の仕組み
第4章 スワップ取引の仕組み
第5章 進化するデリバティブ(1)拡大する取引対象
第6章 進化するデリバティブ(2)さまざまな活用法
第7章 進化するデリバティブ(3)多様化する金融商品
第8章 サブプライム危機とデリバティブ
第9章 デリバティブとリスク管理
著者等紹介
永野学[ナガノマナブ]
1967(昭和42)年愛知県生まれ。1989(平成元)年一橋大学経済学部卒業。外資系の金融機関を中心に、主としてクレジット・トレーディング業務とストラクチャード・ファイナンス業務に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nekozuki
4
デリバティブ商品について、網羅的に解説。数式を用いてないが、各商品の概念はわかりやすい。自分でデリバティブを組成するのでない限り、興味があるだとかデリバティブを提案したいとか程度ならまずはこの本で十分。2015/07/02
はしなぎ
2
なんとなく聞いたことがある経済の用語についての解説を読むことができ、金融への理解が深まった。しかし一歩踏み込んだことで分からない事が増えたようにも感じられ、奥深さを感じるなどした。入門というに相応しい一冊と感じたが、私レベルの人間が評価するのもおこがましいとも思える。大海を知る努力をしようかな。2023/12/12
ああああ
1
死ぬほど分かり易い。 カタカナ用語をかみ砕いて説明してくれて、その用語が登場する度に繰り返し説明してくれる。 ついさっき読んだことも忘れる鳥頭には最適。2022/03/19
アルゴン
1
★★★★★たくさんの言葉を本当に分かりやすく説明しています。入門書としては本当におすすめ。2010/12/25
あだちん
0
よく分かった。こんな複雑なものを作った背景とリスクヘッジするための手段としても便利である。手始めに株主優待のクロス取引とかで試してみたい。2017/10/22
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