出版社内容情報
ペイオフが解禁されると、危ない銀行から大量に資金が流出する。高金利時の郵便貯金が満期を迎え５０兆円流出する。マネードクターが賢い投資法と心構えを指南。
内容説明
ペイオフ解禁は日本に大地震を誘発？あなたの資産は大丈夫か？解消されない金融不安、破綻寸前の公的金融。準備不足の中でのペイオフ解禁は日本経済混乱の引き金に。既に巨大マネーの大移動も始まった。
目次
第１章 ペイオフ解禁？冗談じゃない！（「ペイオフ」とは何だ？；全く整っていないペイオフ実施の環境条件；戦後の銀行行政と破綻処理の実際；それでも解消されない金融不安；不十分なペオオフ後のセーフティーネット構想；まだある延期しなければならない理由）
第２章 まだまだ不安な金融システム（ゼロ金利政策の破綻とインフレ復帰シナリオ；まだまだ足りない銀行の不良債権の償却；おかしいペイオフ・モラルハザード批判；金融サービス法は頼りになるか）
第３章 公的金融システムのほうがより問題だ（「郵貯なら大丈夫」信仰のうそ；公的金融の危機は民間以上だ；公的金融のガンは財投の融資先と第三セクター；財政投融資改革と資金調達問題）
第４章 巨大マネーの大移動が始まる（あふれ出る郵貯からのカネ５０兆円？；恐怖のシナリオ「国民負担率は５０％を超える」；海外へのマネー大移動が起こる；国民の幸せを阻害する税制と定期預金信仰）
第５章 では、これから何が起こるのか（ハイマン・ミンスキー・モデルが教えること；そろそろミニバブルが起こる；ユーロとドルとどちらがよいか；攪乱要因はアメリカでなく中国）
第６章 では、どうしたらいいか（政府は覚悟して事に当たれ；個人、中小企業経営者の資産防衛はどうしたらいいのか）
