出版社内容情報
世界経済と文化芸術に絶大な影響力を持ち、歴史を動かし歴史に翻弄されてきたロスチャイルド家。500年もの間、途絶えることのない富と繁栄を支えてきた秘密を新説、池内節で綴る。
【目次】
第I章 ロスチャイルドと現代
第II章 富の始まり
第III章 富の拡充
第IV章 富の使い方
第V章 富の行方
第VI章 「ロスチャイルド」という課題
内容説明
ロスチャイルド一族の歴史から学ぶ上手なお金の生かし方。ヨーロッパに始まり、世界を制したロスチャイルド閥の手の内と素顔。
目次
第1章 ロスチャイルドと現代
第2章 富の始まり
第3章 富の拡充
第4章 富の使い方
第5章 富の行方
第6章 「ロスチャイルド」という課題
著者等紹介
池内紀[イケウチオサム]
1940年兵庫県姫路市生まれ。ドイツ文学者・エッセイスト。主な著訳書:『諷刺の文学』(亀井勝一郎賞)、『海山のあいだ』(講談社エッセイ賞)、『ゲーテさんこんばんは』(桑原武夫学芸賞)。ゲーテ『ファウスト』(毎日出版文化賞)、『カフカ小説全集』(日本翻訳文化賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ランラン
5
19世紀から20世紀に台頭した世界的な財閥のひとつ。ロックフェラー、モルガン家そしてロスチャイルド家。ドイツのフランクフルト発祥。ユダヤ人というだけでも思惑がありそうに感じるが、しっかり情報を収集して先見性を発揮して影響力をもつことになる。意外なことは実態はできるだけ目立たずにらまれずにいたこと。長く生き延びるすべを知っていたともいえる。2021/10/02
手押し戦車
5
コーポラティズムと世界各国に情報網を持ち政治、経済、戦争状況をいち早く仕入れ金融に有利に持っていく現在の企業より凄いビジネスモデル。スエズ運河買収資金提供を一社でやってのけて、戦争国債発行勝敗がわかるようにインサイダー情報を掴み、一気に拡大して行く。ビジネスは金融だけでなく、情報によって確信した分野で競争相手の少ない時に集中投資で市場を拡大。まさに凄い戦略。もっと凄いのはイスラエルの礎に富を多く出資したこと。大きな寄付。今では表には出ないけど、世界最大の財閥であり最大の慈善団体だ。富を得て人の役に立つよう2014/03/13
かなた
4
名前しか聞いたことなかったけど、そんな一家だったのかと理解しました。2020/07/19
ゆきにゃん
3
陰謀論で有名なロスチャイルドについて、全然知らないので読んでみた。世界史の知識もなければ、ロスチャイルドの知識もなく、ワインの知識もないので、読むの結構大変でした。ロスチャイルドがユダヤ人ということすらはじめて知りました。まぁ一応、全体的な知識はつけられたかな… 読んでると、一族揃ってみんな賢いなーと。ユダヤ人は教育にもっともお金をかけるという話だけど、教育レベルが違うんでしょうね。それにしてもユダヤ人迫害の話は酷いわ…2014/03/05
NAO
2
ロスチャイルドに関して名は知っていても実体はどんなものか知らなかった。あまり厚くもなく入門編としていいと思った。近代史を語る上で欠くことのできない一族であることは間違いない。彼らの生き方から学ぶべき点も多いにあると思う。2016/04/24
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