内容説明
“最後の切り札”登場。「ケンカ師」「カミソリ」「政策派」といわれてきた“橋龍”が、いま宰相への最短距離にいる。彼をここまで押し上げたのは、時代の流れか、それとも彼自身のキャラクターなのか。生い立ちから総裁就任まで、58年間の歩みを追いつつ、その魅力と実像に迫る。
目次
第1章 政治家の血―橋本龍太郎の原点
第2章 慶応義塾大学「剣道部」卒―多感な青春時代
第3章 番狂わせの運命―政界デビュー
第4章 社労族のエキスパート―四十一歳で厚生大臣
第5章 創政会旗揚げ―運輸大臣で大仕事
第6章 首相への試金石―幹事長に就任
第7章 ニューリーダーの条件―大蔵大臣としての力量
第8章 政界動乱―宿命の一龍、一六戦争
第9章 政権奪回―通産大臣から総裁の道へ
第10章 「わが胸中を語ろう」―橋本龍太郎インタビュー