内容説明
本書は、明治の中期から大正にかけてアメリカに渡った日本人が、アメリカ経済とのかかわり合いの中で、どのような人生を歩んだかをみたものである。そして、その日本人移民の人生と同時に、彼らの生活の底流にあったアメリカの経済メカニズムを探ろうとした本である。
目次
日本からアメリカへ:1880年代‐1900年代(アメリカからのニュース;出国)
“光”の時代:1890年代―1910年代(就労;労働請負人の盛衰;賃金差別の解消;経済的成功と定住)
“影”の時代:1920年代―1940年代(排日運動の高まり;外国人土地法;強制立ち退き;日本人移民とアメリカ)