内容説明
旅順陥落。外国人ジャーナリストとして唯一人、入城行進に参加したモリソンは得意満面であった。奉天大会戦、日本海海戦と、予想を覆して勝ち続ける日本軍にモリソンの筆は躍る。しかし、ポーツマスに乗り込んだモリソンを待っていたのは、失望だけであった…。超一流のジャーナリストでありながら大英帝国の極東利権の番人として破天荒な生き方を貫いた一匹狼を通して描く、「もう一つの日露戦争」
目次
3 開戦(日本軍部と外人記者;恋多き男;露清銀行取付け工作)
4 惨勝(忠血に染まる要塞;ステッセルの不名誉な降伏;ぎりぎりの「連戦連勝」;講和外交の駆引き;講和の潮どき;モリソン、ポーツマスへ)
5 講和(外交的決闘の行方;行き詰まる交渉;ルーズベルトの介入;和平成立;武力で勝って、外交で負ける;東西の島国帝国)
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