プレミア健康選書<br> 食の堕落と日本人―伝統的な日本食がニッポンを救う! (新版)

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プレミア健康選書
食の堕落と日本人―伝統的な日本食がニッポンを救う! (新版)

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  • サイズ B6判/ページ数 217p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784492059241
  • NDC分類 498.5
  • Cコード C0077

内容説明

食の堕落が国を滅ぼす―。絶望的、驚異的なスピードで変化してきた日本人の食生活。日本食の本質を忘れた日本人はどこまで堕ちるのか。「味覚人飛行物体」「発酵仮面」などの異名を持つ著者による痛快食文化論。

目次

第1章 日本食を食べない日本人は堕落する(旬を愛でる日本人の幸せ;食生活の変化と民族の遺伝子 ほか)
第2章 日本の食の堕落と崩壊(臭いが一番―くさやと納豆;日本酒を忘れた日本人―猫も杓子も赤ワイン ほか)
第3章 美しき哉、日本食の本質(梅干しの快楽;握り飯の神秘 ほか)
第4章 日本食の将来(日本の水よどこへ行く―素晴らしい水に恵まれていた日本;粗も頭も使いよう―むだを出さないことが二十一世紀の美徳 ほか)
第5章 この国の食の堕落をいかに食い止めるか

著者等紹介

小泉武夫[コイズミタケオ]
東京農業大学名誉教授、農学博士。作家、エッセイスト、冒険家、発明家の顔を持つ。1943年、福島県の酒造家に生まれる。専攻は醸造学、発酵学、食文化論。長年、東京農業大学で教鞭を執り続けたかたわら、学術調査をかねて世界各国を訪れ、奇食珍食に挑戦してきた。農林水産政策研究所客員研究員(農水省)、食料自給率向上協議会会長(農水省)など、数々の委員・研究員を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さっちも

15
洋風の家を建てて、畳の部屋を一間作って「やっぱり畳が落ち着くわ」というのが今の日本人で、その事について日本文化が失われているとか、どうとも思っていない現状がある。世界的に見てもユニークで、特異、誇るべき、日本食がヤバいことになってる認識がなさすぎる。本書を読んで改めて思った。例えば、何故最近の野菜は栄養化が低いのかなど問題として知っていても理由まで分からなかった。肥料が科学肥料に偏り、有機的でない土壌で育つ野菜はスカスカなのだ。江戸は優れた厠システムがあり、農業に循環させる仕組みがあったという。2021/07/16

kakoboo

15
ここ数十年の食生活の変化が日本人に与えている影響と、和食への回帰について書いている。 先進国でも稀な自給率の低さ、外食で発生している残飯の量のことなど知っていることも多く、自炊肯定派の立場からも和食のウエイトを高めていこうと思った。ただし和食以外の料理も楽しみの点からは悪くないから、所謂フード左翼的なものにはならないように気をつけていこう。 少し気になったのは文章のスタイル。過激過激な書き方は興味の引き出し方としてだったとしてもあまり好きにはなれない。少し見下している感が強いのはやや残念かと。2015/03/06

majiro

11
伝統食が体に馴染んでいるというのは納得するんだけど、突然、長寿国になったのはなぜなのか。この人にこそ、一冊分くらい、そこら辺の見解をいただきたい。それと、最近のMEC食とかそんなのにも一冊分くらいいただきたい。2015/11/11

nyanlay

8
これまでの小泉教授の飄々とした作風で読み出すと、結構きつい表現でビックリするかも。この本が最初に世に出てから、すでに15年以上経っているので、この時よりももっと状況は悪くなっているかもしれない。ただこの時よりも農業が色んな意味で注目されつつあるので、色んな角度からアプローチ出来るようになれば、と思います。2016/09/03

Yoshie S

4
堕落と強い言葉で断じているけれど、仰るとおり。執筆されてから十数年、憂いた通りではないだろうか。経済性と利便性を優先。思い当たることが多いので、襟を糺さねば。2016/09/14

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