ブーニン―天才ピアニストの沈黙と再生

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ブーニン―天才ピアニストの沈黙と再生

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  • サイズ 46判/ページ数 252p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784492048191
  • NDC分類 762.38
  • Cコード C0036

出版社内容情報

◎1985年、19歳の時にショパン国際ピアノコンクールで優勝した天才ピアニスト、スタニスラフ・ブーニン。ダイナミックで華麗な演奏は世界中を魅了し、日本では「ブーニン・シンドローム」とさえ呼ばれる熱狂を巻き起こした。その後、音楽活動の自由を求めてソ連から当時の西ドイツに亡命。ドイツと日本の二拠点で生活しながら充実した日々を送っていた。しかし、2013年10月。予定されていた公演を突然キャンセル。舞台から姿を消した。

◎左肩の「石灰沈着性腱板炎」で左手がマヒ。さらに復帰を目指し始めた矢先、今度は自宅で転倒し、左足を骨折した。持病の1型糖尿病の影響で患部が壊死し始めたため、その部分を切除する大手術を行う。

◎「それでもピアノを弾きたい」――。妻・榮子さんの後押しもあり、ブーニンは舞台復帰を目指す。2022年6月にはミニリサイタルを開催。さらに翌年は、代名詞のショパンを演目に据えたツアーを開催。復帰を目指す姿に密着したNHKのドキュメンタリーは大きな話題を呼んだ。

本書は過去のドキュメンタリーに2025年シーズンの公演の模様などを大幅に加筆し、ブーニンの人と音楽の魅力をあますことなく伝える。


【目次】

第1章 消えた天才ピアニスト
第2章 “自由”を求め続けて
第3章 復帰への苦闘
第4章 日本に愛された天才ピアニスト・舞台は思い出の地“八ヶ岳高原音楽堂”
第5章 ショパンをもう一度
終章 これからのブーニン

内容説明

それでも私は、ピアノを弾きたい。19歳でショパンコンクール優勝、日本でもブームを巻き起こした男が突然“消えた”―。密着取材3年!復活までの軌跡に迫る。

目次

第1章 消えた天才ピアニスト
第2章 “自由”を求め続けて
第3章 復帰への苦闘
第4章 日本に愛された天才ピアニスト
第5章 ショパンをもう一度
終章 これからのブーニン

著者等紹介

小堺正記[コサカイマサキ]
NHKエンタープライズ社会文化部エグゼクティブ・プロデューサー。「NHKスペシャル」や「クローズアップ現代」、最近では「新プロジェクトX」や「プロフェッショナル 仕事の流儀」など社会、経済、精神医療、スポーツに至るまで幅広い分野で番組制作を手掛ける。近年では「NHKスペシャル 羽生善治 52歳の格闘」や「プロフェッショナル 仕事の流儀~栗山英樹~」など社会の第一線で活躍する人物に密着するヒューマンドキュメンタリーを数多く手掛けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

キムチ

32
ショパコンで彼が優勝した時以来 ファンではなく、気になるピアニストの一人。申し訳ないが、ピアニストとしてのブーニン像は端折って、人間ブーニン、帝政ロシアの影すら背負った彼を観る想いで読了。当時、私自身舞い上がり 寝ても覚めても演奏を聴きまくっていた。勿論「カーテンコール・・」も繰り返し読んだ。暫くしてYouTubeに雪崩の如く昼夜問わず、安価にクラシックを聴けるようになったのは幸い~これがショパコン、クラシックのポピュラー化と毒づく向きもある。真剣に八ヶ岳コンサートにGOと思えどもそんな金子ないない~2026/09/11

どら猫さとっち

12
1985年ショパン国際ピアノコンクールで優勝、華々しい活躍ぶりと熱狂的なファンで注目されたスタニスラフ・ブーニン。そんな彼が2013年に突然消えた。病気と怪我で活動中止を余儀なくされる。それからの復活への険しく苦悩の闘い、家族や周囲の人たちの献身、ピアニストとしての誇りをかけた復活を追ったドキュメンタリー。この映画は観たが、紳士的な大学教授のような風貌から見られない、激しさと葛藤、情熱が秘められていた。超絶技巧から深い音楽の世界へ。豊潤な音楽への闘いの記録が、ここにある。2026/03/12

じゃんけん

8
★★★★☆19歳でショパンコンクールに優勝した天才ピアニストが、病気やけがで左手と左足の自由を失い、9年間の沈黙を経て復活する物語。当たり前に演奏できる幸せを失って初めて知り、技術的に完璧でなくても人を感動させる美しい演奏を目指す。妻の支えを受け、試行錯誤しながら練習を重ねる姿が印象的。復帰後も身体や記憶力の衰えに苦しみ、理想の演奏には届かない。それでも成長を諦めない。9年間も決して無駄ではなかったという言葉が心に残る。老いや衰えを受け入れながら、好きなことを生涯追求することの尊さを感じた。🎹🎹🎹2026/10/25

Go Extreme

2
スタニスラフ・ブーニン ショパン・コンクール 最年少優勝 ブーニン・フィーバー 天才ピアニスト ソ連 亡命 自由 沈黙 再生 空白の10年 左足の病 糖尿病 合併症 歩行困難 手術 リハビリ 九死に一生 栄光と挫折 クラシック音楽 ショパン ピアノ 演奏会 中断 引退の危機 再起 ピアニズム 音色 魂の響き 家族の支え 妻・榮子 日本との縁 世田谷 自宅録音 NHKスペシャル ドキュメンタリー 取材班 未公開資料 葛藤 芸術家の宿命2026/02/09

サリー

1
学生の頃、ブーニンのショパンコン『協奏曲1番』を、ウォークマンで何度も聴いた。聴きすぎて、ミスタッチの部分をそのまま覚えてしまったほど。日本でのブーニンブームもすごかった。私も国技館リサイタルに行き、音響に疑問を持ちながら、しかもます席で窮屈な思いをしながらも、目の前の演奏に感激したことを思い出す。彼は旧ソ連時代に様々な圧力を受けて演奏活動もままならず西ドイツへ亡命。しかしまさに絶頂期、大病で大変な苦労をしたこと、そして執念の復活、それとなく聞いていたが、あらためて知った。 復活したブーニンをぜひ聴きたい2026/01/29

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