内容説明
自律神経を意識することで、あなたの仕事のやり方はまったく違うものになる。それによって導き出される結果も大きく変わる。自律神経研究の第一人者が教える仕事の質も人生の質も高める秘訣。
目次
第1章 心を整える必要はない(仕事のミスは自律神経のみだれで起こる;絶対に負けられない戦いに勝つ;ゆっくり速く ほか)
第2章 意識するだけで人生が変わる(睡眠を大切な仕事と自覚する;一日一〇分、思いっきり悩む;集中力が必要な仕事は午前中に片づける ほか)
第3章 みだれない人が結果を出す(いつも結果を出す人は必ず検証している;交渉は自律神経がみだれたほうが負ける;自律神経がみだれている人には近づくな ほか)
著者等紹介
小林弘幸[コバヤシヒロユキ]
1960年埼玉県生まれ。順天堂大学医学部教授。日本体育協会公認スポーツドクター。順天堂大学医学部卒業、同大学大学院医学研究科修了。ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、トリニティ大学付属医学研究センター、アイルランド国立病院外科での勤務を経て、順天堂大学小児外科講師・助教授を歴任。自律神経研究の第一人者として、ベストパフォーマンスを出すために重要なことを医学的に研究・分析し、数多くのトップアスリートやアーティストを指導している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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おれんじぺこ♪(16年生)
30
色々書いてあるけど、大切なことはシンプルな事でした。心を強くする、と思うのではなく、体を(自律神経)整える。ネガティブな感情が心を占めてきたら連絡を取る人がいるのですが、(その人と連絡を取ることで不思議と落ち着く)それは有りなんだと本文にも書かれていて納得した。あとは、「良い恋愛」は自律神経を整える最良のファクターと( ̄∇ ̄*)ゞミュージカルはいいのね!やっぱり!たくさん観なくちゃ!!2015/02/12
おおにし
13
著者曰く、仕事で高いパフォーマンスを得たければ、メンタルを鍛えるより自律神経をコントロールし血流を良くするであり、そのためには姿勢と呼吸を整えることである。姿勢と呼吸の重要性は多くの健康法でも重要視されているが、意識的に姿勢と呼吸を整え続けることは実際やってみるとなかなか難しい。姿勢や呼吸についての本をいろいろ読んで実践のノウハウを探っていきたい。2014/07/19
村越操
11
筆者は心を整えるより、10年後の計画をたてるより、体を整え、今をしっかり生きることを提案している。具体的には自律神経を整えるということ。血圧や心拍数は自在に変えることができないが、唯一変えることが出来る行為が、姿勢を正すことと呼吸を意識すること。交感神経と副交感神経を同じように活発に働かすこと。例として何もやる気が起きないのは、副交感神経が優位になっているので、呼吸を意識して短くしてみる。このように実践的で且つすぐにできることばかり。潜在意識などの自己啓発より、目に見えて効果が実感できるのでオススメです。2013/02/03
k
6
姿勢を正し、呼吸を意識することで、自律神経のバランスが整い、パフォーマンスに大きな影響を及ぼす様々な問題が解決される。以前から言われていることではあるが、改めて意識させられる。2013/02/27
ラーメン小池
4
自律神経を鍛えること≒血流を良くするため姿勢・呼吸を意識して行うこと、の重要性を説く。「心」を鍛えることは、究極まで「技」「体」が鍛え上げられたアスリートなどでは決め手となりうるポイントであろう。しかし、我々一般人にとっては「体≒自律神経」を整えることが、日常生活や仕事の質を向上させるにはより有効であるとの主張を展開する。禅、マインドフルネス、ヨガなどで実践すること、本書で触れる自律神経の鍛え方については、血流を意識することを除けば驚くほど一致する点が多い(呼吸を意識する、「現在」に心を置くこと、など)。2015/06/14