舞妓の言葉―京都花街、人育ての極意

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  • サイズ B6判/ページ数 154p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784492044797
  • NDC分類 384.9
  • Cコード C0034

内容説明

心の中に、しなやかな「芯」を作る言葉。折れることなく自分を勇気づけ、舞い上がることなく自分を見つめ、周囲にも配慮して良い関係性を作るための教えとは―。

目次

第1章 仕込みさん
第2章 見習いさん
第3章 出たての舞妓さん
第4章 お紅をさす
第5章 髷(まげ)替え
第6章 舞妓の社長
第7章 衿替え

著者等紹介

西尾久美子[ニシオクミコ]
京都女子大学現代社会学部准教授。京都市下京区で数代続いた米穀商の家に生まれる。京都府立大学女子短期大学部卒業後、大阪ガス株式会社勤務を経て、2001年滋賀大学経済学部卒業。2006年神戸大学大学院経営学研究科博士課程後期修了。博士(経営学)。神戸大学大学院経営学研究科助手、同COE研究員を経て、2008年4月より現職。専門は経営組織論、キャリア論。国内外での講演、TV・ラジオ出演多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Moeko Matsuda

7
自分が仕事をしていた時、毎日毎日、あまりに辛くて耐えられないと感じていた。その理由が、この本を読んで少しわかった気がする。傍目に見ればただ従順であるだけの「新人」は、なんだか不憫で、辛そうで、正直義憤さえ湧いてくることがある。しかしその裏側に、支えてもらうための素地作り、教えてもらうための準備といった意図や意義を読み取るならば、その従順さは一種の武器であるとも言えるのだ。もてなしの仕事は、なまなかでは務まらない。だからこそ長い時間をかけて、京の花街には独特の育成システムが醸成されたのだろう。2016/06/22

日々珠

4
立ちどまって礼をするのはできてなかった、自分。2013/01/11

Tomomi

3
タイトルからは想像できない人事向けの本でした。OJTとメンターを駆使したら人は育つんだと。周りの人たちがよってたかってかまうというのは特に最近の「かまって欲しい」若手に効くと思う。ただ、読んで行くうちに「これに応え切れなかった子もいると思うけどなぁ」って思い始める。うまくいかなかった例も読みたい。2014/09/01

M_Study

3
舞妓さんの花代は経験年数によらず同じと知り驚いた。高校生程度の若い子にもプロフェッショナルとしての義務と役割がある。そして20歳程度で舞妓チームのリーダーを務める。花街では舞妓の社長というらしい。リーダーはチームの仕事をこなすことはもちろん、経験年数の浅い舞妓が理解出来るように、現場で行う行動を分割して意味付けして教えていく。この早期育成システムは参考に値すると思う。2014/01/18

ゆっち

3
舞妓さんの育成において鍵となる花街言葉に触れながら、舞妓さんのキャリア形成の過程を紹介してあります。 未経験で未熟な若者が周囲の信頼を得るためには、謙虚ににひたむきに努力することに尽きるんだなぁ。 わたしもその気持ちを忘れずにいたい。2013/02/17

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