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内容説明
米国糖尿病学会も認める効果抜群の食事療法を、日本ではなぜ認めようとしないのか？話題の食事療法により糖尿病が劇的に改善したノンフィクション作家が、旧来の治療法に固執する医学会の実態を告発。
目次
プロローグ 「これまでの糖尿病治療はいったい何だったのか」―患者たちの叫び
第１章 五七歳の糖尿病宣告
第２章 異端視されてきた糖質制限食療法
第３章 間違いだらけの「食の常識」と糖尿病パンデミック
第４章 従来の糖尿病治療の矛盾点
第５章 糖質制限食治療のメリットとデメリット
第６章 糖質大国、ニッポンの病理
エピローグ 現在も生かされていない脚気論争の教訓
著者等紹介
桐山秀樹［キリヤマヒデキ］
ノンフィクション作家。１９５４年（昭和２９年）名古屋市生まれ。学習院大学法学部卒。雑誌記者を経てノンフィクション作家に。企業経営のほか、旅やホテルに関する著作を数多く発表。１９７８年に『正論』にて「私の正論大賞」受賞。２０１０年に５７歳で糖尿病を宣言されて以来、生活習慣病を徹底的に研究し、医療・健康分野にも独自の視点で斬りこむ（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
maidodesu
2
糖質制限紹介の絶好の良書だと思う。体験談・病気改善の仕組み・糖質制限の歴史やとりまく状況などよくわかる。ただ本のタイトルとデザインがまずい。「やってみました！糖質制限」とかのタイトルにして、明るいデザインにすれば、目をひきやすいと思う。暗い告発本みたいで敬遠していたが、中身をみてびっくり。良い本やないですか。タイトルとデザインで損してますね。せっかくの本が…。糖質制限のお薦めの書です。2016/05/13
ぱんぷきん
1
著者はカロリー制限食の継続性の厳しさに言及するとともに、糖尿病医が患者と二人三脚の治療をしていないと指摘する。そして、提案するのが糖質制限食療法。米国では糖尿病治療に用いられる治療法４種のうち２種がこの糖質制限食とのこと。糖質を制限することで血糖値の上昇を抑えることは理にかなっている。もっとも、著者はここでも憤りを感じており、日本の医学界は糖質制限食療法を認めていないという。本書中には実際にどのような食事なのか解説がないのが残念であるが、従来のカロリー制限に活路を見いだせない人には救いになる1冊である。2014/12/22
Takayuki Ato
1
闇は深いね。この本を読むとよく解る。脚気論争と同じような道を辿ってるね。医療利権って怖いね。2015/03/03
立退千秋
1
糖尿家系なので勉強のために読んだ。血糖値を薬やインスリンにたよらず、糖質制限食によって下げるという治療法。これを推奨する医師は、医学会ではまだ異端児扱いらしい。この方法は、血糖下降剤やインスリン注射を使用している人、腎機能が悪い人には向かないとのこと。次はこの方法を採り入れたレシピ集を借りてみよう。2012/03/20
takao
0
いわゆるロカボ。2017/06/22
