数学的な授業を創る 令和の算数授業づくり編

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数学的な授業を創る 令和の算数授業づくり編

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  • サイズ B5判
  • 商品コード 9784491059099
  • Cコード C3037

出版社内容情報

本書の概要
教科の価値、知識・技能の総合的理解、個別最適な学びと協働的な学び、数学的表現、新たな単元構成…。これまでの算数授業と一線を画した内容が詰まった事例&解説! 真の能力ベイスの授業がここにある!!

本書からわかること
次期学習指導要領に向けて算数科で考えていくべきこと

現在、中教審では次期基準策定に向けた議論が活発に進められ、算数科・数学科においてもこれまで能力ベイスの授業づくりを継承していくことが打ち出されています。深い学びの充実、見方・考え方と資質・能力の関係の明確化、中核的な概念等を軸にした教科の本質としての内容や方法の再検討、さらには学びに向かう力・人間性の再確認などを話題にしながら、現行学習指導要領が目指してきた授業づくりをより確かなものにしていかなければいけません。また、個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実を教育DX などの動きと連動させながら取り組んできたことなどにもその意義と価値の再確認も求めています。

WHY、WHAT、HOWで描く数学的な授業!
本書では、3つの視点と9つのテーマで構成されています。まずは3つの視点から授業づくりの方針を整理します。一つ目の視点Ⅰは、Why「なぜこの内容を学ぶのか」です。まず「育成すべき能力は何か」を明らかにしていきたいということです。二つ目の視点Ⅱは、What「何を学ぶのか」です。これは内容知と方法知の側面から考えていきます。知識の部分と方略の部分をこれから考えていきたいということです。三つ目の視点Ⅲは、How「いかに学ぶのか」です。「単元のまとまり」というスパンで、能力育成、概念形成等に向けた営みを描くということが重要です。次代の算数の授業を支える単元開発のコンセプトを追究していきます。

次期指導要領を見据えた9つのテーマ

そして、上記の3つの視点の下で、下記の9つのテーマが設定されています。

テーマA「教科の価値の自覚化を目指す授業展開の在り方」
テーマB「高次の資質・能力の獲得に向けた単元の在り方」
テーマC「カリキュラム・オーバーロードの解消を目指す基準性の捉え方」
テーマD「個別最適な学びの実現に向けた教材研究の進め方」
テーマE「豊かな人間性の構築を図る協働的な学び」
テーマF「数学的コミュニケーションの充実を図る数学的表現の価値」
テーマG「学年・領域を超えた汎用性のある能力獲得を目指す単元開発」
テーマH「領域構成の主旨を踏まえた新しい単元構成」
テーマI「情報伝達・共有のパラダイムの転換と算数の授業」

以上の「3つの視点と9つのテーマ」から、本書が目指していることは極めてシンプルで、かつ明快です。それはまだ道半ばで、次期改訂でもその方向性が継承される能力ベイスの授業づくりというものを追究していくということです。その実現に向けて、本書がチャレンジする方々のネットワーク構築の推進につながることを期待しています。


【目次】

はじめに
第1 章 論説
いかに数学的な授業を創るか
第2 章 実践事例
A 教科の価値の自覚化を目指す授業展開の在り方
1 乗除法の関係に着目した倍概念育成のための
授業デザイン
第3 学年:倍の計算

2 「速さ」を通して考える関数の学びとその新しい価値
第5 学年:速さ(関数)

B 高次の資質・能力の獲得に向けた単元の在り方
3 倍概念の獲得に向けた単元構成
第2 学年:倍の意味

4 中核的な概念の形成を図る個別的知識の指導
第2 学年:かけ算

C カリキュラム・オーバーロードの解消を目指す基準性の捉え方
5 単位の考えで単元を繋ぎ,数概念を深める単元構成
第3 学年:小数・分数・倍

6 子どもの学びが自走するカリキュラム・デザイン
第4 学年:十進数の仕組みと計算の仕方

7 空間の性質について質的に深く学び,生活の事象を通して豊かに学ぶ
第4 学年:直方体と立方体

D 個別最適な学びの実現に向けた教材研究の進め方
8 自ら数学的活動を遂行し,思考し続けて止まない子ども
第2 学年:水のかさ

9 中核的な概念を軸に子どもの経験にひらかれた学びを描く
E 豊かな人間性の構築を図る協働的な学び

10 数学的に価値ある問いを問い,分かち合う授業へ
第1 学年:たし算とひき算

11 協働的な学びが支える「自律性」と「調整力」の育成
第4 学年:折れ線グラフ

F 数学的コミュニケーションの充実を図る数学的表現の価値
12 数学的表現の相互変換による学びの深化
第2 学年:加法と減法の相互関係

13 統計的問題解決の質を高める数学的表現の役割
第5 学年:割合を用いた統計的問題解決

G 学年・領域を超えた汎用性のある能力獲得を目指す単元開発
14 倍概念の繋がりを単元の入り口とした,関係概念の育成
第3 学年:わり算

15 基準量を自在にみる力を育てる
第4 学年:倍の見方

16 折れ線グラフで深め,繋げる関数の学び
第4 学年:変わり方

17 図形の構成要素に着目し,図形と図形を関連付けて考察する
第5 学年:正多角形と円

18 図形間の関係を捉える
第5 学年:合同な図形

H 領域構成の主旨を踏まえた新しい単元構成
19 式がもつ役割,働きやよさを感じられる単元構成
第2 学年:たし算とひき算のきまり

20 乗法的な思考・表現で繋ぐ学びのデザイン
第5 学年:かけ算の活用(体積・簡単な比例)

21 図形の構成要素の位置関係に着目し,図形を計量的に考察する子の育成
第5 学年:四角形と三角形

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