出版社内容情報
明るく、楽しく、みんな嬉しい。3年生の学級づくりの秘訣がギッシリ!
〈本書の概要〉
子どもも教師も笑顔になる、具体的なエピソードが満載! 本シリーズは学年別の学級経営本です。日々の実践に役立つヒントだったり、悩みや不安が少しでも軽くなるような内容が詰まっています。ぜひ、一年間のクラスづくりのお供に。
〈本書からわかること〉
・心がスッと軽くなるような、手元に置いておきたくなる本
本書は、「これをすればうまくいく!」という強いメッセージを持った本ではなく、心がスッと楽になるような、手元に置いておきたくなるような本を目指しました。
もちろん、本書でも「これをすればうまくいく!」といったことは書いています。でも、本通りにしたけれど、うまくいかなかったということはありませんか。それは目の前にいる子どもの実態や、先生自身のステータスが異なっているといった様々な理由があるからです。
そこで本シリーズでは、実際に執筆した先生たちのエピソードを入れました。それらのエピソードは、先生たちが実際に感じた失敗や困難、時には迷いや葛藤といった感情をリアルに伝えています。そして、そこから学んだことや次に向けた前向きな姿勢も含まれており、読む方に「私も大丈夫」と思っていただける内容になっています。
・3年生は素直だからこそ自分で考えさせる力を育てたい
本書は、3年生のクラスづくりをテーマにしています。3年生の特徴の一つとして、4~6年生より素直に話を聞いてくれやすく、1、2年生より理解度が高いという点が挙げられます。3年生は、大人の言うことに対して反抗することも少なく、疑問を持たずに素直に受け入れる時期なのかもしれません。一方で、彼らは教師の言葉をそのまま吸収していくのですが、その分、教師の言うことに絶対的に従うようになる傾向があります。ですから、次のようなことを語っておくことが大切です。
「私は私がよいと思うことをあなたたちに伝えていきます。でも、それが本当によいかどうかはわかりません。私にとってはよいと思っていることでも、あなたにとってはよくないと思うこともあります。なぜなら、私とあなたは違う人間だからです。時に、大人は間違えます。だから、あなたが何をよいと思い、何を正しいと思うのかを常に考えて、自分が正しいと思うことを自分で決めてください」
また、3年生はいろいろなことにチャレンジしやすい学年でもあります。本書でもオリジナルソングづくりや委員会活動など、様々な活動のエピソードを掲載しています。
クラスをまとめるには「学級文化の形成」「子ども一人ひとりの満足度を上げる」「子ども同士のつながりをつくる」ことが大切です。そのための工夫等も紹介しているので、ぜひ、参考にしてみてください。
〈こんな先生におすすめ〉
・3年生の学級づくりに関心のある先生
・学級経営にお悩みの先生
内容説明
心がスッと楽になる!ポジティブ学級経営!明るく、楽しく、みんな嬉しい。学級づくりの秘訣がギッシリ!
目次
第1章 3年生の指導のポイント(素直に受け入れてくれる子どもたち;小集団をつくり始める時期;高学年→3年生を担任するときに気をつけたいこと;低学年→3年生を担任するときに気をつけたいこと;新しい学習へのワクワク感を大切に;クラスをまとめる三つの大切なこと)
第2章 3年生のクラスをまとめるコツ(弱者を見捨てない学級経営;3年生にも丁寧な説明を;子ども同士をどうつなげるか;「友達」ではなく「仲間」に―学級目標が子どもをつなぐ―;黄金の三日間?いや、黄金の三百六十五日間だ! ほか)
著者等紹介
益田雄大[マスダユウダイ]
1985年神奈川県生まれ。東京、埼玉で育ち文教大学卒業後、神奈川県の塾「ステップ」に入社。京都市での講師を経て、滋賀県の公立小学校教員へ。教員歴は13年(教職大学院、育休含む)。2022年に滋賀大学教職大学院卒。修士論文は「学ぶ楽しさを味わう算数科授業の実践研究―問題発見・解決の過程の質に着目して―」。滋賀県算数部会問題解決領域代表、大津市算数部会研究推進委員
大谷舞[オオタニマイ]
1996年京都府生まれ。京都教育大学卒業後、京都府公立小学校勤務を経て、現在は滋賀県公立小学校教諭として勤務。滋賀県小学校音楽教育研究会運営委員。絵本を用いた学級づくりについて積極的に学び、絵本読み聞かせ養成講座への参加を経て、絵本を用いた親子授業の外部講師やオンライン「絵本の会」主催を経験している。小学校の先生向けオンラインサロン「先生ハウス」所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。