出版社内容情報
学校改革には「コツ」がある。
そのコツさえつかめば、意外とスムーズに進む場合も多い。
「現場」から変えていく!
知られざる学校改革の最前線!
〈本書の概要〉
教育や学校経営を支援する仕事を本業としているコンサルタントは、日本国内にはほとんど存在しないといっても過言ではない。それでいて「黒子」であり、決して表に姿を現すことはない。本書では、教育コンサルタントとして25年間にわたって蓄積してきた学校改革のコツを初めて紹介。実は、学校改革には「コツ」がある。それさえつかめば、意外とスムーズに進む場合も多い。真の学校改革がここにある。
〈本書からわかること〉
・学校の危機を救う三大分野から学校改革に迫る
①広報
「広報」というのは、受験生を集める募集広報に関わることである。私立であればそれは「死活問題」であるが、実は自校の魅力を伝えるのが難しかったりもする。それは公立校において同じである。自校の魅力を伝えることができないのは、非常にもったいない。「Differ」にはじまり、そのコツを解説する。
②教育
「教育」(児童生徒の学習)に関わること。「学校」では一丁目一番地にあたる。教育業界における趨勢をおさえつつ、これまで携わってきた学校の好事例を交えて紹介する。教育現場の「最前線」で何が行われきたのか、そこから多くのヒントを得ることができる。
③組織
広報、教育を支える教職員や組織に関わるすべてのことである。組織運営において非常に難しいことであるが、教育コンサルタントは何から着手するのか。ここでも学校改革のコツを惜しげもなく公開する。
〈こんな先生におすすめ〉
・これまで学校改革の本を読んできた人で、うまくいかなかった先生
・学校改革の最前線を知りたい先生
・学校コンサルタントの知られざる舞台裏を覗いてみたい先生
内容説明
「現場」から変えていく知られざる学校改革の最前線!学校の危機を救う三大分野―広報、教育、組織。教育コンサルタントとして25年。学校を変革する15のコツを初公開。
目次
序章 学校改革の最前線
第1章 学校広報編(差異化 いかに他校との違いをつくるか;期待感譲成 いかに入学後の教育価値を伝えるか;選択と集中 何をやらないか;エンゲージメント 100の説明より1つの感動を;顧客視点 伝えたいことは伝えない)
第2章 教育改革編(学習方略 学習量より学習の質を高める;モチベーション やる気の源は一人ひとり違う;主体性 学びの主体性はまず生活の主体性から;メタ認知 何がわからないかがわからない;課題設定 探究のポイントは「問い」)
第3章 学校組織編(ビジョン 向かう方向を明確に示す;児童生徒第一主義 子どもたちがワクワクしている学校;組織慣性 小さな成功の積み重ねで組織文化を変える;批判的思考 学校の常識は世間の非常識;自己変革 過去と他人は変わらない)
著者等紹介
松原和之[マツバラカズユキ]
コアネット教育総合研究所所長。一橋大学社会学部で久冨善之先生に師事し教育社会学を学ぶ。卒業後は、企業の経営企画部門、三和総合研究所のコンサルタントを経験し、2000年よりコアネット教育総合研究所主席研究員、2003年より同所長。数多くの学校改革支援プロジェクトを手掛け、先生方と一緒に学校を変革してきた実績をもつ。専門分野は、広報・生徒募集改革、数学(カリキュラム)改革を始めとする学校経営全般。「変革は現場から起きる」をモットーに、理論だけではなく、実践的なサポートを行い、現場の教員を巻き込みながら、必ず成果が出るまで支援することを信条にしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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