出版社内容情報
さあ、学級の空気をいれかえよう!
■本書の概要
叱ってばかり、叱られてばかり……むずかしい学級などで起きがちなそんな状況。子どもにとっても、教師にとっても苦しい時間です。本書では、指導しなければならないことをおさえながら、「怒り」や「叱る」を「楽しい」「笑顔」に転換する手立てを紹介しています。むずかしい学級にこそ、叱らない・叱られない時間を。
■本書からわかること
叱れば叱るほど、怒れば怒るほど苦しい
指導しなければならないことがたくさんあると、叱ることが増えていきます。でも、むずかしい学級の子どもたちこそ、叱られることで疲弊が重なっていきます。叱らない時間をつくり、「成功」の体験を重ねていけるよう、準備していきます。 第1章のマインドセット編では、まず教師の教室観、学級観、子ども観の転換を紹介しています。
〇「予防」と「システム」
子ども観が転換すれば、子どもたちへの向き合い方が変わります。しかし、それだけでは不十分なときもあります。具体的に何を準備すればよいのか、第2章ではその手立てを紹介します。 失敗の積み重ねで、がんばりたくない・がんばれなくなる。そのループから一歩抜け出すために、楽しく教室で過ごすための「予防」や「システム」を準備します。 ●新学期準備 ●学級づくり ●保護者対応 ●行事指導
〇みんなにとって「楽」しい学級をめざして
楽しい学級と一口に言っても、さまざまな姿があります。 むずかしい学級でだれもが気楽にいられる教室、楽しくいられる教室をめざすためには、具体的な手立てと準備が必要です。本書といっしょに、子どもも教師も笑顔ですごす学級づくりをはじめてみませんか。 さあ、空気をいれかえよう。
■こんな人におすすめ
あしたから、学級をもっと楽しくしたいときや、学級がむずかしい状況にあるときにおすすめです。
内容説明
子どもも教師も明日から笑顔で過ごすためのマインドセット&手立て。
目次
序章 子どもは「楽」しいから、もっと一緒に「学」びたくなる
第1章 「楽級経営」のマインドセット(荒れたクラスほど「笑顔の注射」;「子どもはミスをして当然」と思っておく;その実践、すぐ真似して大丈夫?;行事に必要なのは、安心とやる気;休み時間に、関係づくり;ひと工夫で楽しい授業;教師の目標を掲示する;怒りは元から断つ!)
第2章 「楽級経営」の手立て(新学期準備;学級づくり;保護者対応;行事指導)
著者等紹介
松下隼司[マツシタジュンジ]
大阪府大阪市立豊仁小学校教諭。1978年生まれ。奈良教育大学卒業後、2003年度より現職。受賞歴に、第4回全日本ダンス教育指導者指導技術コンクールで文部科学大臣賞、日本最古の神社である大神神社の第17回短歌祭で最優秀賞の額田王賞、プレゼンテーションアワード2020で優秀賞、第69回読売教育賞で優秀賞、第20回読み聞かせコンクール朗読部門で県議会議長賞と自由部門で茨城県教育委員会教育長賞がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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