出版社内容情報
算数の個別最適な学びを考える――。
本書の概要
個にとって最適な学びを、授業現場からの目線で見直す特集号。
「自由進度学習」「学びの個性化」「自己調整」をどう捉えるか。
上智大学 奈須正裕教授との座談会も掲載。
本書からわかること
◆『算数授業研究』 誌とは
筑波大学附属小学校は、明治時代に設立された日本初の国立師範学校を前身としてもつ。準教科担任制を敷く同校の算数研究部は、国内の算数教育を力強く牽引する。年4回の「『算数授業研究』公開講座」をはじめ、各教諭が特色のある研究会を主宰するなど、国内外から年間1万人以上の教育関係者に研究成果を供している。 1993年の創刊より、同算数研究部が企画・編集を務める『算数授業研究』誌は、全国の熱意のある授業実践者から、文部科学省の調査官まで幅広い算数教育関係者を執筆者に迎え、授業者のための算数教育誌として、根強い人気を誇っている。
こんな人におすすめ
算数の授業をより良くしたい先生。明日の授業に役立つ情報がほしい先生。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
U-Tchallenge
0
今回のテーマは「個別最適な学び」。ということで、奈須先生を招き筑波附小算数部の先生方と対話。あえてなのか、筑波附小の先生方から個別最適な学びに対しての疑問や懸念が出てくる。それに対して建設的な応答が奈須先生からあった。個別最適な学びに対して学びたい者にとっては必読の内容であった。また、個人的には笠井先生の論考にあった過去の学習指導要領の記述が気になった。現在ある個別の指導計画に活かすことのできる考えがあるように思った。過去の学習指導要領の記述を読むことにもチャレンジしてみたい、と思った。2022/05/07
Horizon09133
0
奈須先生の、個別最適な学びの提案。結局は、普段の授業で教師が何を目指し、どんな姿を見せるかで、一人一人の学習が変わってくる。話し合いや1時間の授業で教師がどこまで狙いを持ってやっていくか。 そして、自立した学習者を育てていくように教師が授業を組んでいく。理解していく課程で様々な??がでてくるようにしたいし、そう仕向ける教師の発問を作る。そこで、きっと生徒は自分で学びを進めてくるだろう。2022/05/01