出版社内容情報
キーワードは自立!
子どもを自立に導くために「①自己イメージ、②考え方、③生き方」をより生産的で前向きなものに変えるための「対応力」」を学ぼう。
「学級がうまくまとまらない…」
「学級に荒れの傾向が見られる…」
そんなとき、こんな指導をしていませんか?
「問題行動に焦点化している」
「原因となる理由をその子だけにしている」
本書では、「子どもを自立に導くための対応方法」について、できるだけわかりやすく記しました。自立の力や姿勢を身につけるには、「子どもの自己評価を高める」対応が、ポイントになります。子ども対応というと、「問題行動にどう上手く対応するか」を意味していると思われがちです。もちろんその意味もありますし、本書には、具体的な方法を示しています。
しかし、「問題行動への対応の仕方」だけを学べばよいかと言えば、それでは不十分なのです。子ども対応のゴールは、「自立」です。私たち教師は、「子どもを自立に導くための対応方法」を学ばないといけないのです。
本書には、そのために以下の考え・方法を提唱しています。
①子ども対応の心構え
②自立を促すための段階的指導
③共同体感覚を養うための対応の原則
④子どもにセルフコーチングの力をつける対応
新学期を迎えるにあたって、自身の子供への対応の仕方を見直し、よりよい学級をつくっていくため、本書を活用し、子どもたちに自立の力を身につけていく指導をしていきましょう。
内容説明
子どもは「途方もないゴール」を達成していく!子どものダメな行動に目を向けない!未来のゴールに焦点化する!子どもの自己評価を高めるために教師が用意する3つの成功体験(個人の能力に関する成功体験、対人関係に関する成功体験、周りへの貢献に関する成功体験)。
目次
第1章 子ども対応の心構え(学校の教師が考えなくてはならないのは「私に何ができるか」;行動の目的にも目を向けることで、解決方法を生み出す ほか)
第2章 自立を促すための段階的指導(自立を促すために何を育てる必要があるか;子ども対応の出発点 ほか)
第3章 共同体感覚を養うための対応の原則(大切なのは他人を信頼できるということ;信頼関係は、まずは他人を「知る」ことから始まる ほか)
第4章 子どもにセルフコーチングの力をつける対応(未来のゴールから次の一歩を判断させる;未来のゴールを描かせ、現在の自分をイメージさせる ほか)
第5章 よくある子ども対応の間違い(問題に焦点化してしまう;その子以外の原因をなくそうとしない ほか)
著者等紹介
大前暁政[オオマエアキマサ]
京都文教大学准教授。岡山大学大学院教育学研究科(理科教育)修了後、公立小学校教諭を経て、2013年4月より現職。教員養成課程において、教育方法論や理科などの教職科目を担当。「どの子も可能性をもっており、可能性を引き出し伸ばすことが教師の仕事」ととらえ、現場と連携し新しい教育を生み出す研究を行っている。文部科学省委託体力アッププロジェクト委員、教育委員会要請の理科教育課程編成委員などを歴任。理科の授業研究が認められ「ソニー子ども科学教育プログラム」に入賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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