感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
T Shimmyozu
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教育は失敗だらけなのに、本になるのは成功実践ばかり、という失敗学の典型なのかもしれないというところに共感。校内の安心安全の場づくり、人財育成にも有効かと思われました。2023/05/06
にくきゅー
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初任校で鈍感力が高い、と常々いわれた。失敗しても気づいていない僕を見かねてのことだったのだろう。チェックリストを作成し、毎日の記録をとることを課された。この本では失敗について語られている。失敗の理論、実践者の語りが述べられている。ここに書かれていることがわかるのは、失敗していることに気づいていない失敗を可視化してくれた主任のおかげなのだろうと思った。2022/01/30
n-shun1
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教員が遭遇する失敗を分析して,何が原因なのか,その対応策について考える。失敗を失敗のままにせず,学びと成長につなげていくためのヒント集。実際にあるあるの失敗(困難)なので,共感したり参考にしたりが容易だろう。基本的には若い先生が体験するエピソードが収録されている。キャリア発達は長期的なので,それぞれの段階での失敗(困難)事例はあるだろうから,今後,それらを扱うことも期待されるだろう。こういう本ももちろん価値はあるのだけど,身近な同僚とこの種の体験知を蓄積し伝達していくコミュニティがあることが重要だと思う。2021/09/05