教師のNG思考―不正解から考える自分の伸ばし方

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教師のNG思考―不正解から考える自分の伸ばし方

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  • サイズ 46判/ページ数 212p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784491043548
  • NDC分類 374.3
  • Cコード C3037

出版社内容情報

誰もが陥ってしまう可能性のある、6つの「NG思考」

本書で扱う「NG思考」は6つです。

〇思わず誰かのせいにしてしまう 他責思考
〇手段がいつの間にか目的になってしまう 手段の目的化思考
〇成長を阻害してしまう 「横並び・安定・事なかれ」思考
〇柔軟性に欠けてしまう 極論思考
〇成果が出にくくなってしまう 無自己分析思考
〇子どもの可能性を狭めてしまう 学校内価値過大視思考

一見すると、どれもあまりにも「NG思考」であることが明らかすぎて、「さすがに自分は大丈夫だろう」と思ってしまうものばかりでしょう。
しかし、これらは、気が付かないうちに陥りやすい「NG思考」ばかりなのです。
例えば、「褒める」という行為。
「NG思考」とほど遠いように見えますが、場合によっては褒めることでかえって、教師の価値を押し付け、子どもの可能性を狭めてしまうことも……。
本書では、このような例を「学校内価値過大視思考」と呼び、「早く行動できること」「教師の言いたいことをすぐに理解できること」「板書をノートに丁寧に写せること」が学校内では評価されやすい事柄だと紹介しています。
このように「NG思考」には、「よかれと思って」や「熱心であるがゆえに」陥ってしまう側面があるのです。

教師も子どもも前向きに成長していくために

「NG思考」に陥るのは、ある種の防衛機制と言えます。
先生には子どもが好きで責任感が強く、熱心な方が多いです。
熱心であるがゆえに、なにか問題やうまくいかないことが起きたとき、自分の心を守るために「NG思考」に陥ってしまうようです。
「NG思考」に一度陥ると、抜け出すのに苦労します。
それは「なぜ、うまくいかないのか」「どうやったら改善できるのか」をうまく分析できない状況だからです。
その原因を分析するためにも、改善に向かうためにも、まずは「NG思考」を知ることが大切です。
「NG思考」を避けることで、子どもたちと自分なりの、そのクラスなりの正解に辿りつくことができます。
「NG思考」を排して辿りついた「正解」は、目の前の子たちにしか通用しない「正解」かもしれません。
しかし、それを模索し子どもと辿りつけるのが教師の喜びなのだと、著者である土居先生は語ります。

さあ、あなたも「NG思考」を知り、子どもたちとともに、自分なりの「正解」に辿りつくための第一歩を踏み出しませんか?

内容説明

教育に絶対的な正解はない。しかし、不正解はある。自身の失敗から導き出した、避けるべき6つの思考。

目次

序章
1 他責思考
2 手段の目的化思考
3 「横並び・安定・事なかれ」思考
4 極論思考
5 無自己分析思考
6 学校内価値過大視思考

著者等紹介

土居正博[ドイマサヒロ]
1988年生まれ。神奈川県川崎市公立小学校に勤務。創価大学大学院教職研究科教職専攻修了後、現職。全国国語授業研究会監事。国語教育探究の会会員。教育サークル「KYOSO’s」代表。季刊誌「教師のチカラ」(日本標準)編集委員。教員サークル「深澤道場」所属。2015年「わたしの教育記録」(日本児童教育振興財団主催)にて「新採・新人賞」受賞。2016年「わたしの教育記録」にて「特別賞」受賞。2018年「読売教育賞国語教育部門優秀賞」受賞。2020年「優秀論文賞」(国語科学習デザイン学会)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

47
教育の世界には絶対的な正解などない。しかし「不正解」は存在するのではないか、というのがこの本の主張。この本で紹介されている、他責思考、手段の目的化思考、「横並び・安定・事なかれ」思考、極論思考、無自己分析思考、学校内価値過大視思考は、自分自身もそれぞれ陥りがちな考え方だった。自分なりの教育に対する「哲学」をもつこと、「現状維持は一歩後退」の精神で変化し続けることを実践していきたいと思った。2021/03/20

生ハム

16
「教育に絶対的な正解はない。しかし、不正解はある。」 インパクトある帯が目に留まります。 NG行動自体でなく、その行動に至る「NG思考」に焦点を当てた一冊。奥深く、そして耳が痛いです。 先生は簡単に「いい子」と言いがち。でもこれって、危険なのでは。進撃の巨人のアルミンではないけれど、 「いい子」ってつまり、「都合のいい子」なんですよね。 こちらの言うことをよく聞いてくれていたり、すぐ反応してくれていたり・・・。目の前の子供達全員が、そんなふうに育ってほしいわけではないですよね。きっと。2021/03/30

ほうむず

4
◯学校内価値過大視思考=学校内で通用する価値を、過大視してしまうこと →教師が言う「育った」は本当に成長か →大切なのは、「自分の頭で考えること」、それなしに「黒板を写す」=良い子は、学校の中だけに通用する価値 →成長ではなく、教師のやり方に染まっただけ →先生の言うことを素直に聞ける子が良い子か →良い子は教師にとって都合の良い子? →自分の言ったことを率直に聞き入れて、すぐに実行してくれると、指示する側は気分が良い →指示待ち人間を増やしていないか、省みる必要 →少しでも子どもに考える余地を与える 2024/11/03

家主

4
34C 第一章の他責思考については大いに納得。子どものせいにしていないか、気をつけよう。手段の目的化思考については、宿題について最近思うところがある。何のためにやっているのかに立ち返ることが重要。それ以降は、あまりヒットするものは少なかったが、「先生の言うことを聞ける子が良い子か」という件については、最近自分も考えを深めていた部分だった。どうやって言うことを聞かせるか、なんて話し合いをする職場はごめんだ。なんで言うことを聞かないんだ!という説教をする人も、甚だおかしい。聞く価値を感じさせない話だからだろ。2021/05/30

松村 英治

3
むちゃくちゃ面白かったです。若手よりも自分のように10年くらい経験を積んだ人が読む方がいいのかもしれません。そして、こういう本を自分も書きたかった…ただただ悔しい(笑)2021/03/14

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