目次
ほんのすこし大人になった日
かくれ家は本棚
ぼくは欠陥品なのかな?
15才
大切な人がいなくなるということ
もっと世界を知りたい
旅は終わらない
著者等紹介
佐藤慧[サトウケイ]
1982年岩手県生まれ。NPO法人Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル/D4P)所属フォトジャーナリスト、代表。中学時代に不登校を経験し、アルバイト生活をへて高校へ。大学時代は音楽を学ぶ。2007年、アメリカ・アフリカでのボランティア活動を通じ、フォトジャーナリストを志す。現在はアフリカ・中東を中心に世界各地で取材を続けている。また、東日本大震災以降、継続的に被災地の取材を行っている。著書に『しあわせの牛乳』(ポプラ社)。同書で第二回児童文芸ノンフィクション文学賞、第66回産経児童出版文化賞(JR賞)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kurara
24
★3 #NetGalleyJP【21.29】2021/03/17
昼夜
11
私の心のコンパスはぐるぐる回ったままで目的地を目指すよりも大人としてギリギリ立っているだけで精一杯です。好きなことにアンテナを張り巡らせて最終的にこんな大人になると考えるよりも強制的に渡された地図の中で安全地帯をなんとか探して親が指し示す方向にいやいや歩きながら出くわす自分の敵から身を隠すことばかり考えていました。そこで自分の武器を手に入れられればよかったのに逃げていてばかりだったから何にもなくて今更この地図から出ていくのも怖いという体たらくで嫌になりますが、先ずは目的地を見つけることを目標にしてみます。2021/12/08
spatz
10
フォトジャーナリスト。アルバイト生活を経て高校へ、不登校を経験し、学生時代は音楽を学ぶ。渡米。アフリカ中東を中心に取材、被災地へも。履歴は文字の羅列でしかない。家族の苦しみ。家族を失うことをよく知っている筆者の半生は壮絶なものであろうと想像がつく。悩める若き人へ語りかけてくる、その真摯さはまさに経験に裏打ちされているものだと思う。たくさんの心に届くといいなと思わずにはいられない。夢を言えと言われてむりやりひねりだした夢は己を縛る鎖でしかないんだよ、と言った息子の言葉を私は忘れないだろう。2021/06/30
shiho♪
8
図書館YA棚 語りかけるような文体で読みやすい。フォトジャーナリスト・佐藤さんの生い立ち。私と同年代で興味深く読んだ。 自然豊かな雪国の街で生まれ育つ。弟が病気のため早くに亡くなり、「死」を理解。中学生で不登校。バイト先のやんちゃなお兄ちゃんから「高校だけは出ておけ」と言われ、通信制高校へ。19歳の姉の自死。そして同時多発テロの衝撃。彼らも自爆テロという自死。同じ「死」でも何が違うのか、もっと世界を見てみたい、と思うようになり今の活動に。 モヤモヤした時代に行動に移した筆者。生い立ちからの繋がりを感じる。2024/05/07
青流星☆
4
世間一般で言われる大人の年齢になってもなお、私はどんな大人になりたいのか?未だにわからんな、、、(笑) 年をどんなに重ねても全然大人になりきれん(笑) 子が生まれても、大人なんてものから程遠いような気がする(笑) 2024/05/22
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