出版社内容情報
教師の仕事に潜む「3つの曖昧さ」とは?
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1「労働時間の曖昧さ」・・・・・・・・・放課後はどこまで働くのかが曖昧
2「労働内容の曖昧さ」・・・・・・・・・授業をどこまで極めるのかが曖昧
3「労働範囲の曖昧さ」・・・・・・・・・学校外にどこまで関わるのかが曖昧
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教師の仕事には、これら3つの曖昧さが潜んでいます。そのため、真面目な先生ほど際限なく取り組み、仕事の量も範囲もどんどん広がってしまうのです。まずは、この曖昧さに対して、「これっておかしくない?」と疑問をもつことです。問題意識がなければ、いつまでたっても変わりません。
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自分にできることは「ここまで」と線引きする
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仕事に忙殺されている現状を変えるためには、勇気を持って、自分の仕事は「ここまで」と線引きすることが大切です。子どもたちのためにできるだけのことをしたいという先生も多いことでしょう。また、世間からも、教師は公私の境なく働くものだというイメージを持たれているのが現状です。しかし、上手な「手抜き」はけっして教師のためだけではないのです。例えば、プリントや宿題の丸付け、理科の実験の準備や片付けなどを子どもたちに任せてみると、むしろ意欲がぐっと高まります。
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教師は「何でも屋」ではない!
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保護者からは、様々なお願いをされますが、そのすべてに対応していたら、学校外も含めて、仕事の範囲はどんどん広がっていきます。また、放課後のトラブルに対して、下手に介入したために事態がこじれたなどということもあります。教師としてどこまでできるかを常に考えながら、「ここまで」と線引きする姿勢が大切です。明確な理由をきちんと説明すれば、保護者の信頼を損ねることはないでしょう。
内容説明
「すべきか」ではなく「できるか」で仕事を見直す!教師のための働き方改革。
目次
1 教師の仕事に潜む「3つの曖昧さ」(教師の働き方はどう変わった?;教師を多忙にする「3つの曖昧さ」)
2 労働時間の曖昧さ(なぜ教師には時間外勤務手当がない?;教師という立場の曖昧さ;労働時間はどこまで?;労働時間に線引きするために)
3 労働内容の曖昧さ(教師の仕事って何?;労働内容に線引きするために;授業を効率化する;学級経営を効率化する;生活指導を効率化する;校務処理を効率化する)
4 労働範囲の曖昧さ(どの範囲までが教師の仕事?;労働範囲に線引きするために;保護者対応にも線引き)
5 豊かな教師生活に向けて(仕事にきちんと線引きするために;教師こそプラベートが大事;トラブルを減らすために;教師生活を楽しもう)
著者等紹介
楠木宏[クスキヒロシ]
三重県伊勢市立中島小学校非常勤講師。三重大学教育学部非常勤講師。皇學館大学教育学部非常勤講師。元伊勢市立小俣小学校教頭。1956年6月23日生まれ。三重大学教育学部卒業、三重大学大学院教育学専攻科修了。三重県公立小学校9校を経て、現職。教育研究三重県集会理科部会助言者。内田洋行教職員発明考案品平成25年度、平成26年度奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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