子どもがつまずかない教師の教え方 １０の「原理・原則」

伊藤 敏雄【著】

東洋館出版社（2020/03発売）

• サイズ 46判／ページ数 210p／高さ 19cm
• 商品コード 9784491039770
• NDC分類 375.1
• Cコード C3037

出版社内容情報

「できる先生」の実践に隠された教える技術がわかる！
教え方にも「基礎・基本」がある！
「わかる」よりも「できる」が大切
面積の求め方をディスカッションしてはいけない？！
答えを写す子どものマインドセット
言えないものは覚えられない
子どもは教科書を読んでいない！？
理論と実践を結びつける「決定版」
どの教科にも応用できる「教え方」
絶対おさえておきたい教師の「鉄則」

これからのエビデンスベースドの教育の時代に、まずこの本はおさえておきたい！！

内容説明

どの教科にも応用できる「教え方」。絶対おさえておきたい教師の「鉄則」。理論と実践を結びつける「決定版」。「わかる」よりも「できる」が大切。面積の求め方をディスカッションしてはいけない？！答えを写す子どものマインドセット。言えないものは覚えられない…「できる先生」の実践に隠された教える技術がわかる！

目次

第１章　学習者検証の原則―「わかる」よりもまず「できる」が大切なわけ
第２章　成長マインドセットを育む―やればできるを実現する
第３章　「算数」で読解力を底上げする―文章を読みとばすクセをなくす
第４章　アウトプットを意識する―良い反復練習、悪い反復練習とは？
第５章　スモールステップで始める―「できること」から始める
第６章　ワーキングメモリーを節約する―ややこしくてわからないを防ぐ
第７章　視覚化してイメージでとらえる―読んでもわからないことは見てわかるようにする
第８章　学習方略を身につける―考える力が身につき、学び方がわかる
第９章　メタ認知をうながす―「わかっていない」ということがわかること
第１０章　ピア・ラーニングを取り入れる―一斉授業か協同学習かを越えて

著者等紹介

伊藤敏雄［イトウトシオ］
愛知教育大学教職科心理学教室卒。名古屋大学大学院教育発達科学研究科中退。勉強のやり方専門塾（ネクサス）代表。テレビ出演、雑誌取材多数（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[𝓚𝓸𝓉𝓸]

塾講師をする上で必要かなと思いKindleで購入。頭でわかってはいるが実践できていなかったかもしれない、と自分をメタ認知できた。色々とメモすることもあり、楽しく教えられそう。

2023/03/29

[いだっち]

一つ一つの原理や原則はそれぞれ基本的なことなのだが、普段の授業でそれを意識して授業できているだろうか。その話し合いの目的は明確か。手立ては適切か。その指導で生徒が身につける能力が何か。なぜ生徒がそうなるか。ワーキングメモリやマインドセット、ピアラーニングなど教授法に関して教師が明確に理解し授業設計に組み込むべき概念もわかりやすく示されているので、どのレベルの授業者が読んでも損はない一冊。

2021/02/17

[ぷりん]

基本的で大切なことばかりでした。自分は理論が好きだし、もともと心理学を学んで教師になったので、うんうんと頷きながら読めました。しかし、わかっていることを実践するとなると難しい。 ねらいにあった手立てを選ぶ授業設計力、使いこなせる手立ての引き出しを増やすこと、選んだ手立てが有効に働く学級経営力が必要だと感じる。学び、挑戦し続ける実践者であり続けよう。

2020/12/26

[つっち～]

算数での解説が多いなぁ～。納得いくところが多々あり。

2020/04/20

[エース]

教え方の理論が詰まっている本であった。筆者が危惧していた基礎基本の定着だが、初任の時に私がしていたことに通じると感じた。今考えると、対話という言葉に踊らされていたように思う。何でもかんでも対話ではなく、場面に応じて使い分けることが大切である。またこの本を読んでワーキングメモリに興味が湧いてきた。ワーキングメモリの容量が少ない場合は節約することが大事なので、メモや暗記できるところは暗記できるようにして節約できるようにしたい。何でもかんでも子供から引き出そうとしていたが、説明の仕方など教えるとこは教えたい。

2020/08/20